取材の裏側、工夫に理解 葛巻高で出前授業

取材現場の裏話を聞き、新聞に理解を深める葛巻高の生徒

 葛巻高(菅常久校長、生徒144人)は14日、葛巻町の同校で1、2年生を対象に「新聞の読み方講座」を開いた。効果的な情報収集の仕方や取材現場の裏側などを学びながら、地域の未来や自分の進路へ思いを巡らせた。

 岩手日報社の社員が講師を務め、生徒106人が参加。新聞制作の過程や紙面を構成する記事と見出し、写真の役割などが紹介され、社会の出来事を分かりやすく伝えるさまざまな工夫に理解を深めた。

 同社岩手支局の菅川将史支局長が、1964年の東京五輪聖火リレーで走る同町のランナーを撮影した映像の記事や、町内の話題を取材した様子などを紹介。悲惨な事故現場を取材した際の苦労話では、生徒は熱心に聞き入り、新聞記者の仕事に思いをはせた。

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