映画『サマー・オブ・ソウル』アメリカで絶賛​! クエストラブ監督の特別映像&日本へのメッセージ動画解禁!

今年1月に開催されたサンダンス映画祭のオープニング作品として上映され、熱狂的な賛辞とともにドキュメンタリー部門審査員大賞と観客賞をW受賞した映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』が2021年8月27日(金)にウォルト・ディズニー・ジャパン配給にて劇場公開。 1969年、あのウッドストックと同じ夏、NYで30万人を集めたもう一つの大規模フェスがあった。若きスティーヴィー・ワンダーやB.B.キング、当時人気絶頂のスライ&ザ・ファミリー・ストーンなど、全米ヒットチャートを席巻していたブラック・ミュージックのスターが集結した幻の音楽フェス“ハーレム・カルチュラル・フェスティバル”。しかし、その存在は50年間封印されていた…いまこの瞬間まで。このフェスティバルの全貌をパワフルなドキュメンタリー映画として蘇らせたのが、5度のグラミー賞受賞者であり、「ザ・ルーツ」のドラマー/DJとして世界的人気を誇るアミール“クエストラブ”トンプソン。 至高のライブパフォーマンスの数々と、生きたアメリカ現代史ともいえる貴重な記録映像を見事に織り込み、誇りと希望に満ち溢れたメッセージを観る者に投げかける。政治・文化・ファッション・生き方…すべてが変わった激動の時代。確かに、音楽が人々の心を動かし、一つにした様子を歴史に刻みこんだ本作。現代を生きる私たちが忘れかけていた、本当の自由、尊厳、生きる喜びが映し出されるその様に、誰もが心を奪われずにはいられない。 1969年、6月29日から8月24日までの6回の日曜に行われていたハーレム・カルチュラル・フェスティバル。当時、30万人の人々を熱狂の渦に巻き込みながらも、約50年もの間、誰の目にも留まることがなかったこのライブ映像が、ヒップホップ界の最重要人物“クエストラブ”の手によって復活した。 この度、映画初監督に挑みサンダンス映画祭W受賞を成し遂げたクエストラブが、本作に込めた想いを明かす特別映像が解禁となった。さらに今回、8月27日(金)からの日本公開へ向けて、クエストラブ本人からのメッセージが到着。

伝説級アーティストたちのエネルギッシュなパフォーマンスに圧倒され、観ている者を熱気あふれるフェス会場へと誘ってくれる本作には、若きスティービー・ワンダーのドラムソロやウッドストックにも登場したスライ&ファミリーストーンの自由と希望の賛歌など、音楽好きを唸らせる幻の映像が盛りだくさん、それだけでもこの夏必見の作品であることは間違いないのだが、本作には、単なる音楽ドキュメンタリーを超えた、重要なメセージが秘められている。 クエストラブは、本作の映画化を進めるにあたり「1969年と現在に類似点が多いことに気がついた。当時起きていたことの多くが50年後にも起きている」と明かしており、劇中では、ライブ映像に重点を起きながらも、ヴェトナム戦争、ジョン・ F. ケネデイ、マルコム X、ロバート・ケネデイ、キング牧師暗殺といった、生きたアメリカ近代史とも言える過去のニュース映像を差し込むことで、Black Lives Matterをはじめ、2021年の今も続く社会情勢に一石を投じているのだ。 彼は「音楽はメッセージを伝える手段」と明かしながら、「これは日の目をみるべき映像だ。当時の黒人社会を巡る状況が分かる。政府や警察が市民をどう扱ったか、目の当たりにできる。そして発言する黒人の姿を」と強く訴えかけている。 50年もの間、この映像が封印され続けてきたことについても、“黒人文化が抹消されてきた”と表現したクエストラブ。“自分が生きている間はこうした黒人文化の抹消が再び起きないようにしたい”という切実な想いを込めた本作が日本公開を迎えるにあたり「ぜひ映画館で観てください」とメッセージを送った。 2021年のいま、満を持してスクリーンに登場する映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』は8月27日(金)より公開予定。

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