こんにちは。キャンプ系YouTuberのFUKUです。最近盛り上がりを見せつつあるホームセンターのアウトドア商品。少し前まではただ安いという印象でしたが、最近は様々な流行を取り入れてこれがホームセンターで買えるの?なんていう素敵な商品が驚くような値段で売られています。バリエーションも増えすぎていて、どれを選んだらいいのか分からない状態になってきていると思います。そこで今回は、『ホームセンターで見つけたら買いだと思うランキング Best10』ということで、2021年6月時点の最新アイテムを筆者独自の魅力度で評価して比較していきます。
ホームセンターのプライベートブランド・キャンプ用品って?
最近のホームセンターのキャンプ用品は安いだけでなく、お洒落で機能的なモノが増えてきています。
中には品薄になっている商品も出てきていて、その要因はやはり、コストパフォーマンスの良さ、割安感だと思います。
ホームセンターにはメーカーのキャンプ用品も数多く販売されていますが、今回はホームセンターのプライベートブランドとしてオリジナルに開発されたものだけをご紹介していきます。
調査するホームセンター
今回店舗に出向いて調査したのは以下8店舗です。
- DCM カーマ
- ナフコ
- コメリ
- カインズ
- コーナン
- スーパービバホーム
- ロイヤルホームセンター
- アント
スーパービバホーム、ロイヤルホームセンター、アントはプライベートブランドがほとんど無いか、またはあってもあまりパッとしない内容でした。
DCMはカーマの他にダイキ・ホーマック・サンワ・くろがねや・ケーヨーデイツーがグループに含まれます。同じようにDCMブランドのキャンプ用品を取り扱っているかどうかは不明です。
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完全に筆者の主観と思い込みのランキングになりますが、近隣の店舗に出向いて得られた情報と、視聴者さんから寄せられた全国の状況などを参考にした上でベスト10として発表していきます。(2021年6月現在)
※筆者愛知県在住のため、近隣にあるホームセンターの種類に偏りがあることはご了承ください。
それでは『ホームセンターで見つけたら買いだと思うランキング Best10』を見ていきましょう。
筆者が勝手に魅力度を評価している3段階評価も合わせてご覧ください。
「ホームセンターで見つけたら買いだと思うランキング Best10」
10位:コメリ「アカシア細割り薪」
10位はコメリの細割り薪です。
価格は、598円(税込)です。
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レア度:★
コスパ:★★
楽しさ:★★
キャンプの入門者さんに良いんではないでしょうか。
最近流行のソロ用焚き火台、筆者はこの薪をピコグリルで試したのですが、23センチはソロにちょうど良い長さで非常に扱いやすかったです。
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23センチは特に切ることなく使えますし、細割りなのであまり割らなくてもそのまま入れられます。
アカシアという広葉樹の木材なので火持ちがまあまあ良いのですが、筆者の感覚で、杉・ヒノキ・松といった針葉樹とナラのような硬い広葉樹の間くらいの火持ち、そして割りやすさという印象です。
例えば直径30センチのコールマン ファイアーディスク ソロくらいの焚き火台でも扱いやすいと思います。
この薪一箱に最初の火起こしに使う針葉樹の薪を少し持っていけば、ソロ用の焚き火台でキャンプが十分楽しめると思います。
▼コメリのアカシア細割り薪はこちらから
▼筆者愛用の焚き火台「ピコグリル」はこちら
9位:ナフコ「Nシチリン」
9位はナフコのNシチリンです。
価格は、3,580円(税込)です。
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レア度:★
コスパ:★★
楽しさ:★★★
最近のアウトドアブーム以前から販売されている商品で、個人的に密かに名品だと思っています。
このような角形の金属製の七輪は、よくある珪藻土でできたものと比べると軽くて割れることがありません。珪藻土の物と比べて劣るとしても、断熱性があり炭火の遠赤外線を生かした調理がしやすい形に作られています。
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こういう角形七輪はホームセンターや大型スーパーでもよく2,000円台で売っているので、3,580円(税込)は安くないと感じるかもしれませんが、このNシチリンは色々と工夫がされているんです。
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バーベキューの際、食材が乗った状態で炭を足す時に網をトングや箸を差し込んでそーっと持ち上げていませんか?
このNシチリンは手前のハンドルを持ち上げるだけで網の上そのままに、炭の出し入れが簡単にできるんです。焼きすぎて少し離したい場合にも、同様にすれば遠火にすることができます。これが非常に便利で筆者の気に入っているポイントです。
裏には遮熱板があり、地面に熱が行きにくい構造になっています。4本付いている足もプラスチック製で、卓上で使うことを想定した作りにはなっていますが、バーベキューによく使うメラミン製の天板のテーブルでは熱で変形する可能性がありますので注意が必要です。
大きめの串であればサイドに刺して魚の串焼きができます。網を外すと焼き鳥を置いて調理することもできます。
先日、このNシチリンを使って外でホッケを焼いてみました。炭火でじっくり焼いていきましょう。
燃料を注ぎ足したい場合は、このようにレバーを上げると網の上の食材そのままで上がってくれるのでとても便利でした。
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このNシチリンが完璧に焼いてくれました。
幸せなホッケだ。。。いやーうまかった。。。
細かい作りが安物に比べるとしっかりしていて、中国製が多いですがこのNシチリンは日本製です。
個人的にこの赤色も結構お洒落で、作りもいいし便利なので、これで3,580円というのはコストパフォーマンスはむしろ高いのではないかと思います。
長く使える良いものですので、家でもバーベキューでも楽しめる角形七輪のNシチリン。1台あっても良いんじゃないでしょうか。
▼ナフコのNシチリンはこちらから
8位:コーナン「アルミスキレット」
8位はコーナンのアルミスキレットです。
サイズは直径17センチ、20センチの2種類あって、価格はそれぞれ17センチが877円(税込)、20センチが1,078円(税込)です。
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レア度:★
コスパ:★★★
楽しさ:★★
まず驚くのが軽さです。17センチが251g、20センチが343gでした。
アルミ製ということもありますが、この見た目でここまで軽いと実際に持ってみるとびっくりすると思います。
前面フッ素コーティング加工がされているので、本物のスキレットのようなシーズニングが不要でお手入れが簡単です。
アルミ製なので鉄のスキレットに比べると冷めやすくはなりますが、かなり分厚く作られているのですぐに冷めてしまうということはないです。実際に食材を焼いてみると、思ったよりも熱ムラがなく焼けることに驚くと思います。
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スキレットということにはなっていますが、アルミ製のフライパンとして考えると分厚く作られていてフッ素加工もされているので、扱いやすくとても良いものだと思います。
スキレット独特の良さが好きという方には、完全にその代用品として使えるとは思わない方が良いかもしれません。
▼コーナンのアルミスキレット17cmはこちらから
▼コーナンのアルミスキレット20cmはこちらから
7位:カインズ「あったかブランケット」
7位はカインズホームのあったかブランケットです。
価格は、1,480円です。
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レア度:★
コスパ:★★★
楽しさ:★★
サイズは100×140センチ。表面はポリエステル、裏地はポリエステルとレーヨンの混合です。
表面は毛布という感じですが、裏側はフリースのようなモコモコの暖かくて触り心地の良い生地になっています。
これだけではなく、実は三層構造になっていて中にアルミシートが入っています。風にも強くある程度のサイズもあるので、膝掛けにしたり椅子に座って胸や肩から掛けて全身を覆うこともできます。
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ボタンが付いていますので反対側のボタン穴に通すと、ゆるキャンの秘密結社ブランケット状態になることができます。
これが素晴らしいのは、表面に難燃加工がされているところです。
火が直接当たったり大きく爆ぜたものが乗っかれば焦げるので、決して燃えないというわけではありませんが、そこから燃え広がりにくい加工がされているので焚火をしながら包まって使うことができます。
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キャンプ場の夜は意外と冷えるので、これから行ったことのない色々なキャンプ場に行ってみたいという方は標高が高い場所も結構あるので、防寒着の他に一枚あると安心感が違うと思います。
▼カインズのあったかブランケットはこちらから
6位:DCM「キャリーワゴンミニ」と「トランクカーゴテーブル50」
6位一つ目は、DCMのキャリーワゴンミニです。
価格は、5,478円(税込)です。
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レア度:★★
コスパ:★★
楽しさ:★★★
ワゴン単体としては小さめですが、付属のバックが取り外せるので、このバッグにソロキャンプ使う用品を詰め込んでおいて、自宅でそのまま収納しておくことができます。
持ち運ぶ場合はそのまま車に積み込んで折り畳んだワゴンも積めば、キャンプ場でワゴンを広げてバッグを積めばそのまま基地になります。
収納も移動も現地でも非常に便利に使えるワゴンになっていると思います。
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アウトドア用のキャリーワゴンは、お子様が乗ってガラガラ引いていかれるのをよく見かけるくらい大きいものが多いです。大きいものはたくさん積めて良いのですが、その分大きくてかさばるのでソロキャンプならそこまで必要ないと思います。
その点このミニサイズならソロキャンプの用品なら一通り詰め込むことができるので、何かと使い勝手がいいと思います。
もう一つは、DCMのトランクカーゴテーブル50Lです。
価格は、1,280円(税込)です。
これはトラスコのトランクカーゴや無印良品のポリプロピレン頑丈ボックスに使える、蓋を裏返してテーブルにできるものです。
無垢の木材で作られています。四方がラウンド状にカットされているので、トランクカーゴを裏返した蓋にぴったりフィットします。載せるだけでこれだけの広さのテーブルになるので、かなり使い勝手が良いです。
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自作する人も多いのですが、筆者は不器用なのでラウンド状にカットするのが苦手です。頑張ればできるかもしれませんがそこまでのモチベーションもなかなかないので、これなら買って載せるだけでテーブルになります。
切るのは苦手でも色を塗るだけならという方は、このようにニスで着色してみると一気に良い雰囲気のテーブルになります。
このキャリーワゴンミニとテーブルを合わせてご紹介しているのは、このワゴンにトランクカーゴがぴったり収まるからなんです。
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個人的に最近この組み合わせにハマっておりまして、サイドポケットやらクーラーボックスをコテコテ取り付けて「キャリータンク」と名付けてキャンプ基地にして楽しんでおります。
ホームセンターに売っているもので大部分が揃うので、このような使い方も一つの楽しみ方としてオススメです!
※キャリーワゴンミニは売り切れているところがあるようなので注意が必要です。
▼DCMのキャリーワゴンミニはこちらから
▼DCMのキャリーワゴンミニの詳しいYouTube動画はこちら
5位:ナフコ「ファイアスクリーン(焚き火陣幕)」
5位はナフコのファイアスクリーン(焚火陣幕)です。
価格は、3,480円(税込)です。
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レア度:★★
コスパ:★★
楽しさ:★★★
コットン製の陣幕です。この値段なので、かなりお買い得だと思います。
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色が違うぞと思った方もいるかと思いますが、そうです!筆者こちらを着色しました。
元々は黄緑色だったのですが、ちょっとかっこよくオリーブグリーンにしました。
染めQというもの買いに行ったのですが近所のホームセンターにグリーン系が置いていなかったので「コールダイオール」というものを買ってきました。自然派をアピールしているエコ染料のようです。
熱湯で染料を溶かしてバケツに入れて色ムラが出ないように30分くらい揉んで着色しました。少し大変でしたが、おかげで自分好みのかっこいい色合いに仕上がりました。
▼ナフコのファイアスクリーンはこちらから
▼コールダイオールECO10オリーブグリンはこちらから
▼ナフコのファイアスクリーンの詳しいYouTube動画はこちら
4位:ナフコ「フレイムストーブMAX」
4位はナフコのフレイムストーブMAXです。
価格は、18,800円(税込)です。
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レア度:★★
コスパ:★★
楽しさ:★★★
このサイズの焚き火台は大きくて、車のトランクに載せると結構な面積を占領します。人気商品にSolo stoveレンジャーがあるのですが、値段が3万円後半〜4万円ほどします。
そんな中、18,800円で同サイズの維持燃焼超大型ストーブにもかかわらず、上下分解式でコンパクトに収納できてしまうのでなかなか優れものだと思います。
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先日再度使ってみたんですが、やっぱり綺麗に燃えますね〜。この大きさなので炊事に使うというよりは二次燃焼の炎を楽しむ、豪快に薪をどんどん燃やすという楽しみ方がメインになると思います。
これだけの迫力の大きさで二次燃焼の炎が楽しめるという点と、Solo stoveレンジャーに比べると半額程度の価格でさらにコンパクトになるという点、ホームセンターのキャンプ用品の中では値段が高めではありますが、コストパフォーマンスが高いと思います。
超大型二次燃焼ストーブに興味がある方は、見かけたら購入することをオススメします。
▼ナフコのフレイムストーブMAXはこちらから
3位:コメリ「クイックアップ キャノピー付きソロテント」
3位はコメリのクイックアップ キャノピー付きソロテントです。
価格は、6,980円(税込)です。
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レア度:★★
コスパ:★★★
楽しさ:★★
キャノピー用のポールまで付いていて、テントとしてもフライシートとインナーテントの二重構造で後方にベンチレーターも搭載されています。インナーテントもメッシュが多用されていて、暑い時期に使うテントとしては快適に過ごせる作りになっていました。
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インナーテント自体がワンタッチ機構で、個人的にはそんなに好きではないですが折り畳み傘のような構造なので、入門者の方でも説明書を見ながらやれば簡単に組み立て撤収ができると思います。
入門用のテントでこの値段で購入できるのでお買い得だと思います。
▼コメリのクイックアップ キャノピー付きソロテントはこちらから
▼コメリのクイックアップ キャノピー付きソロテントの詳しいYouTube動画はこちら
▼このコメリ テントはこちらの記事でも詳しく紹介しています!
2位:カインズ「ツールスタンドとしても使えるランタンスタンド」
2位はカインズホームのツールスタンドとしても使えるランタンスタンドで2本組です。
価格は、1,980円(税込)です。
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レア度:★★★
コスパ:★★★
楽しさ:★★★
店舗限定で通販でも取り扱っておらず、2店舗まわったのですが人気品薄のため販売していませんでした。
2本の棒を地面に打ち込んで使用するのですが、程よい距離感で2本を打ち込んで、木の枝や棒を1本渡せば、ツールスタンドとしても使うことができます。
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このようなスタンドはガレージブランドの山賊マウンテンから出ているものが有名ですよね。かなりいい値段がするのですが、カインズホームは二本付いて1,980円なので、筆者も欲しいところです。
筆者は持っていないので、キャンプ仲間のH田くんに見せてもらいました。
ハンマーなどで打ち込むだけで簡単に設置できます。
1本単体でソロキャンプで使いやすいくらいのランタンスタンドになります。さらに縦に2本連結すると、背の高いスタンドにもなります。
フックの溶接部分が少し弱いようで、しばらく使っていたら一つ取れてしまったようです。
構造的な弱点があるものの、そのデメリットを補っても余りある良心的な価格だと思います。
H田くんが山賊マウンテンも持っていたので一緒に見せてもらいました。
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山賊マウンテンの方は先が尖っているので地面に打ち込みやすいです。
カインズホームの方もキャンプサイドや色々なところに刺して置いておけるので、値段も安いので気兼ねなく使えるのもメリットだと思います。
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筆者も店舗で見かけたら、即買いしたいと思います。
フックの強度が心配な方は、山賊マウンテンの方をおすすめします。
▼カインズ「ツールスタンドとしても使えるランタンスタンド」はこちら
1位:DCM「ヘキサファイアピット」
1位はDCMのヘキサファイアピットです。
価格は、6,578円(税込)です。
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レア度:★★★
コスパ:★★★
楽しさ:★★★
現在、実店舗ではほぼ手に入らないのでレア度が★★★とさせていただきました。
収納バッグに収納されていて、大型の焚き火台にもかかわらずコンパクトです。
六角形に組んで底板を置いてロストルをはめ込むと形が固定されます。
見た目もかっこいいですよね。割と大きめの30センチくらいの薪でも入れることができます。
物としてはコンパクトで、広げてみるとこれだけ大きな六角形のしっかりした焚き火台になって、さらに驚くほどよく燃えます。調理をするというよりも炎を楽しむ焚き火台になります。
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薪がかなり減るので、ソロキャンプだと持て余してしまうかもしれません。2〜4人くらいで使うのがいいのではないかと思います。
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一つ一つのパネルが二次燃焼が起きる構造になっていて、フレイムストーブMAXほど綺麗には出ませんが、よく燃える焚き火台です。太い薪でも豪快に燃えてくれるので、よく燃やしているとあとの方からチョロチョロ二次燃焼が出てきてさらに楽しい焚き火台です。
▼DCMのヘキサファイアピットはこちらから
▼DCMのヘキサファイアピットの詳しいYouTube動画はこちら
ホームセンターのプライベートブランドのキャンプ用品でキャンプを楽しもう!
今回は2021年6月現在で、筆者がホームセンターで見つけたら買いだと思う商品を10点、ランキング形式でご紹介させていただきました。
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最近ではこのようなプライベートブランドのオリジナル商品も面白いものが増えてきていますので、まだ行ったことがない方はお近くのホームセンターのキャンプ用品売り場を覗いてみてはいかがでしょうか?
皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。これからキャンプに行かれる方はお気をつけて行ってらっしゃい!
こちらの記事で紹介した内容は、動画でより詳しく見ることができます!ぜひチェックしてみてください!