『ベルヴィル・ランデブー』のBD発売開始! シルヴァン・ショメ監督からコメント到着!

ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)は、アカデミー賞(R)にもノミネートされ、高畑勲監督も絶賛したフランスの映画監督シルヴァン・ショメ監督による大ヒット・アニメーション『ベルヴィル・ランデブー』を、<三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー>より7月16日(金)にブルーレイで発売、デジタル配信を開始。 かつて、高畑勲監督から 「人生のほろニガさが、惻々(そくそく)と伝わってくる。」と評され、日本では7月9日(金)よりリバイバル公開中、そして2022年には製作から20周年を迎え、今なお多くの人に愛され続けている傑作が初めてブルーレイで発売、デジタル配信が開始されるのを記念し、シルヴァン・ショメ監督からコメントが到着。

特に魅力的な老人が登場する作品を多く生み出してきたショメ監督は、「題材として老人と子供が登場するのが重要だと思います。『ベルヴィル・ランデブー』では、おばあさんと孫の自転車選手、『イリュージョニスト』では、年老いたマジシャンと少女。現在準備中の新しいアニメーション作品は、年老いた作家と子供時代の彼自身が出会い、人生について語る話です。私は老人が子供や若者と出会う話が好きです。『ベルヴィル・ランデブー』の最後におばあさんは亡くなり、孫は老人になります。アニメーションは、現実の世界をリアルに描くことができるのです。それが私には重要です。宮崎駿監督の映画が多くの人に愛される理由もそこにあると思います。年老いていく過程や死を見せることは、素晴らしいのです」と語っている。 『ベルヴィル・ランデブー』には、フランス文化の定番をあちこちに散りばめたと語るショメ監督。「この映画では、料理が大変重要で、皆さんに<文化>としてお伝えしています。(他の文化圏から見れば)奇妙なものをおいしそうに食べていますが、スープの中にカエルがいるでしょう。すごくおぞましいですね。でもフランス人には、何の問題もありません。だってそれはおいしいですから」。

また、「映画に真の愛情と敬意を持った人たちと映画を見るのに最高の場所は、映画館だと思います」と強く語るショメ監督だが、自宅にはホームシアターもあり、ちょっとした映画館気分を味わうこともあるようだ。VHSが主流だった『ベルヴィル・ランデブー』の制作当時に比べて、「最近のブルーレイの品質の素晴らしさは驚くばかりです」とショメ監督も認める『ベルヴィル・ランデブー』のブルーレイを、この機会にぜひご自宅で楽しもう。

(c) Les Armateurs / Production Champion / Vivi Film / France 3 Cinema / RGP France / Sylvain Chomet

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