「これでダメなら打つ手なし」編成局長自ら奔走した安住紳一郎アナと香川照之のW起用

左から安住紳一郎アナ、香川照之(ⓒTBS)

TBSの10月期改編説明会が16日にオンラインで行われた。注目は安住紳一郎アナウンサー(47)と俳優の香川照之(55)が司会を務め、秋にスタートする平日朝の新情報番組「THE TIME,」(午前5時20分~8時)だ。番組コンセプトは「ニッポンの朝がみえる」で、月~木曜日の司会を安住アナ、金曜日を香川が務める。

説明会では、同局の瀬戸口克陽編成局長が熱弁を振るった。「視聴習慣を変えるのは大変ですが、ここの戦いに打って出なければいけない。総力を挙げて、朝の戦いに臨まなければいけない。エースアナウンサーである安住アナウンサーに出演していただくことになりました」と決意表明だ。

質疑応答でも当然、安住アナに関する質問が集中した。「アナウンサーとして挑戦したいという高い志をもっている。その中でぜひ、この番組に出演してほしい、と依頼したところ『ぜひ』と快諾の返事をいただきました」と瀬戸口局長。

安住アナが出演して人気だった「ぴったんこカン・カン」については9月で終了。「コロナ禍でロケもできなくなるなど、番組の十分なパフォーマンスが発揮できなくなった」(瀬戸口局長)。

スポーツ情報番組「東京VICTORY」(土曜午前7時~)は「当初から東京五輪までということでした」とこちらも終了となる。

まさに局を挙げての〝安住シフト〟で体制を整えた。

「うちはこの時間帯、ずっと苦戦が続いていた。エースの安住アナ投入で失敗はできない。香川さんの起用も、ずっとドラマ畑で実績を上げてきた瀬戸口局長の人脈をフルに生かしてのこと。ここまでやってダメなら打つ手がない、というレベルの布陣だ」(TBS関係者)

安住アナはこの重圧を跳ね返し、朝の王者の座を奪還できるか。

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