「空と風を感じて」コロナ禍でも快適に オープンバスで旅を楽しむ

オープンバスの座席から見える女神大橋の主塔=長崎市内

 長崎遊覧バス(長崎市)は16日、大型バスの天井を開放したオープンバス「Sora(そら)風(かぜ)バス」を公開した。貸し切りツアー利用などを想定し「新型コロナウイルス禍でも換気の心配なく、車上の旅を楽しんでほしい」としている。
 同社によると、オープンバスは41人乗りで、荒天時のためテント式の屋根も備えている。自社所有バスを約1千万円かけて改修。「空と風を感じてほしい」との思いを込め命名した。
 16日は県や観光団体の関係者ら約70人を招いて試乗会を開き、約40分かけて市内を周遊。女神大橋を通る際は、席に座ったまま、橋を支える4本の主塔が真上に見えた。同社担当者は「いつもの風景を違う視点で見ることができる」とPRした。
 導入を記念し、系列会社の長崎遊覧トラベルは7月22日~9月26日、稲佐山周辺などをコースとした予約制ツアーを企画した。原則土日に実施し大人2千円、小学生以下1500円。県民は身分証を提示すれば千円になる。3歳以下は参加できない。問い合わせは長崎遊覧トラベル(電095.856.0200)。

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