【速報】怒り爆発! バッハ会長ホテル前で東京五輪反対派が「手紙」で直訴へ

バッハ会長への抗議デモを警官隊が制止

国民が我慢の限界を超えている。東京五輪開幕まで1週間を切った17日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)が宿泊する都内ホテル前に五輪反対派が集結。今度は各自が手紙をしたため、五輪即刻中止を訴えて嘆願書をホテル側に渡す手段に出た。

この日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)は明日(18日)の夜、バッハ会長を迎賓館(東京・港区)に招いて歓迎会を開催することを明かした。緊急事態宣言下、国民に我慢を強いながら〝不要不急〟の極致ともいえる会合に批判が殺到。かねて五輪中止を訴えてきた反対派は急きょ行動を開始した。

この日午後3時、都内ホテル前に集まった反五輪の有志たちはペンと紙を持参。デモ行為ではなく、別の手法での主張だった。参加した男性は「嘆願書を届けるというアクション。ホテルを通じて手渡してもらう形です。バッハ会長に渡すのは拒否されるでしょう。そもそもホテル側に届けられるかも分かりませんが…」と説明。同日はIOC理事会が開催されており、バッハ会長がホテルに不在だとしても「成立すると理解している」と話す。

実は伏線があった。15日、東京都庁でバッハ会長が小池百合子知事(69)と面会した際に一人の男が「あなたはウソつきだ。空港は棄権だ」と叫ぶと、バッハ会長は「理解できない」と手を広げつつ「言いたいことがあれば手紙をください」と言い放っていた。これを受けて、反対派は「ならば手紙を書こう」と直訴を決意したのだった。

反対派の集団はバッハ会長が宿泊するホテル前に到着すると、事前に情報をキャッチしていた警察隊が約50人も待ち構えていた。1週間前の10日にも反対派がホテル前で警察隊ともみくちゃになっており、この日も異様な事態となっている。

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