新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は17日、県所管域で箱根町の70代女性が死亡し、新たに10歳未満～80代の男女104人の感染が確認されたと発表した。県所管域で新規感染者の発表が100人を超えるのは1月24日以来。
箱根町の女性は6月16日に陽性が判明し、医療機関に入院。今月7日に死亡した。
新規感染者104人のうち、中等症が3人で、ほかは軽症か無症状。56人が感染経路不明だった。
年代別では、20代が24人、40代22人、10代16人、30代13人、50代11人、10歳未満9人、60代4人、70代3人、80代2人。
新たなクラスター（感染者集団）の発生も相次いだ。小田原保健福祉事務所管内の保育園では園児5人の感染が新たに判明。感染者は7人となった。
厚木保健福祉事務所管内の美容院では従業員1人の感染が新たに判明し、感染者は5人に。同事務所管内の学習塾では生徒2人の感染が新たに判明し、感染者は5人になった。
県はこの3施設について、クラスターが発生したとしている。
また、すでにクラスターが発生している横須賀市の知的障害者支援施設「横須賀ヘーメット」では、新たに職員1人の感染が判明。感染者は26人になった。
