「マイナビオールスターゲーム2021」第2戦(17日、楽天生命パーク)で先制ソロを放った阪神・佐藤輝明内野手(22)が敢闘賞に選出。「小さい頃に試合を見に来たこともある」という思い出の球場で結果を残し「あらためて野球は本当に面白いなと思いました」と充実の夢舞台を振り返った。
オリックスの若き左腕・宮城の140キロ直球を打ち砕いた一発には「まっすぐ来てくれと(思いながら)打席に入った。目標としていたホームランが打てて、すごくうれしいです。ホームランを狙ってスイングしたので、気持ちよかったです」と笑顔。
憧れだった球界のスターたちとの交流も、今後の良き糧となりそうだ。試合前練習ではソフトバンク・柳田と数分間話し込み「打撃練習の意識について話していただけた。トップ選手の感覚を聞けたことはよかった」。DeNA・佐野、ヤクルト・村上とは「バットの握りやグリップの形について話し合えた」という。
球宴初アーチ、敢闘賞のほかにも、さまざまな〝おみやげ〟をカバンに詰め、本拠地・甲子園へ帰還する。虎の規格外男の成長曲線は、ここからさらに加速しそうだ。