障害者就職6年ぶり減 コロナ禍 解雇も急増

 県内のハローワークを通じた2020年度の障害者の就職件数は前年度比11.1%減の1150件で、6年ぶりに前年度を下回ったことが、宮崎労働局のまとめで分かった。企業側の意識の高まりなどで改善傾向が続いていた障害者の雇用情勢が、新型コロナウイルス禍の中で悪化していることが浮き彫りとなった形。事業の廃止や縮小で解雇された人は前年度の約4倍の43人に急増しており、リーマン・ショック時に匹敵する高水準となっている。

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