糸魚川産「越の丸茄子」PR 料理やスイーツおいしく JAひすい丸なす部会

 旬を迎えた糸魚川産「越の丸茄子(なす)」を使った料理やスイーツを味わうイベント「まるっとNasutival」が17日、糸魚川市大町2の駅北広場キターレで行われた。

 JAひすい丸なす部会による販売促進の初企画。越の丸茄子は丸々とした形と光沢、甘みのある緻密な肉質が特長で高級食材として扱われ、首都圏の料亭などで需要がある。糸魚川のブランド野菜として売り出しているが地元にもおいしさを知ってもらい、消費拡大を図ろうとイベントを通してPRした。

 各店協力により用意したメニューは「たっぷり丸茄子のボロネーゼ」(PANCAKE CAFE どるちぇ)、「越の丸茄子ミルフィーユカツサンド」(つなぐキッチン レ・ジョン)。上越市で料理教室を主宰する「studio anello」代表の土肥麻希子さん監修のスイーツ「レモンなすカッシュ」、考案の「NASUゼリー」も販売し人気を集めた。

「越の丸茄子」で作ったドリンクメニュー「レモンなすカッシュ」。新しいスイーツ感覚の味が人気を集めた

 「レモンなすカッシュ」はシロップ漬けの果肉入りで、ナスの皮の艶やかな色を生かしたドリンク。30代女性は「色がきれい。ナスの味がして新しい感覚。子どもたちもスイーツなら食べやすいかも。家で作ってみたい」と話した。橋立力部会長は「若い人にもどんどん食べてもらいたい」と期待した。

 越の丸茄子の最盛期は8月末ごろまで。ひすい食彩館(東寺町1)や同JAのオンラインショップで購入できる。

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