東京五輪に向けて栃木県那須塩原市で事前合宿を行っているオーストリアのトライアスロン競技選手団5人は17日、宿泊する同市井口の那須マロニエホテルでコンビニの移動販売車による買い物を楽しんだ。
新型コロナウイルス感染防止のため、選手やスタッフは基本的に練習場とホテルのみを往復している。そのため、市は日本での買い物の機会をつくろうと、移動販売を行っているセブンイレブン大田原蛭田店に協力を求めた。
移動販売車には菓子や飲み物、宇都宮名物のギョーザなど100種類以上の商品が陳列された。練習から帰った選手らは感染対策のためゴム手袋を着用し、市職員に尋ねながら抹茶のデザートや炭酸水などを次々に買い物かごへ入れた。会計は市職員が代理で行い、感染対策を徹底した。
甘栗などを購入したユリア・ハウザー選手(27)は「ヨーロッパにはこのようなコンビニがないので驚いたし、便利だと感じた。わざわざ来てくれてありがたい」と感謝した。