王者リール、味方同士のケンカで2人退場…“温情”の相手チームは自分たちも1人減らす

昨季のリーグアンでPSGを抑えて優勝を遂げたリール。王者として今季を戦うのだが、プレシーズンマッチでまさかの出来事があった。

コルトレイクとの練習試合で味方同士の喧嘩が勃発。前半終了直後、MFシェカとDFティアゴ・ジャロがピッチ上で掴み合いになると、主審は両者に一発レッドカードを提示した。

『L'Équipe』などによれば、ポルトガル人の2人はポルトガル語で言い争っていたそう。

そのため、リールは9人で後半を戦うことに…。すると、コルトレイクのルカ・エルスナー監督はせっかくの試合を台無しにしないために、自らのチームも1人減らすことを提案。

その結果、後半からは10人対9人で試合をプレーしたそう。公式戦ならありえないことだが、プレシーズンマッチだからこそありえた温情だろうか。

【動画】何があった…王者リール、ピッチ上で勃発した味方同士の喧嘩シーン

試合後、シェカはSNS上で「ファンとクラブに謝罪する」などと釈明。そのうえで、「彼は怒っていたが、自分は決して侮辱していない。ホイッスルが鳴ると彼は自分のもとに突進して攻撃してきた。僕は自分を守ろうとしただけだ」とも綴っている。

リールのジョスリン・グルヴェネク監督は、この問題はクラブ内で解決するとしている。

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