【函館競馬】ディアドラの全弟リューベックがデビュー勝ち 

1着のリューベックと吉田隼人騎手

18日の函館5Rに行われた2歳新馬(芝1800メートル)は、断然の1番人気に支持されたリューベック(牡2・須貝=父ハービンジャー)が逃げ切り勝ち。全姉に日英でGⅠ勝ちしたデァイドラがいる良血で、須貝厩舎所属で鞍上・吉田隼、オーナーが金子真人ホールディングス株式会社というのは白毛のアイドルホース・ソダシ(牝3)と同じ。そのソダシと同じ7月の函館芝1800メートルでのデビュー勝ちとなった。0秒3差2着にも同じハービンジャー産駒のヒルノロワール(牡2・北出)が入った。勝ち時計は1分51秒4(良)。

吉田隼騎手の話「2、3番手でと思っていましたが、外枠だったし一歩めが速くて行く形に。今日は馬場入りから落ち着いていて、返し馬でも力みがなく、本当に性格がいい馬です。その中でポテンシャルも高いので、今後もいい方に成長してほしいですね。今日はモマれない競馬だったのでこれから色々と覚えさせていきたいです。直線では物見をするくらい余裕がありました」

須貝調教師の話「ホッとしました。(ディアドラと)血統が一緒。洋芝(でのデビュー)を狙ったのは血統背景もありました。今日は勝つために結構仕上げたし、この後は馬体チェックのために短期放牧に出して、オーナーと相談してになるけど札幌2歳S(GⅢ、9月4日=札幌芝1800メートル)あたりが目標になると思います。ジョッキーは(同レースで)大丈夫だと言っていました。ジョッキーも(ハナに)行くつもりはなかったみたいだけど、他に主張する馬もいなくて、スピードもありましたしね。それでもかかる感じではなかったので馬ごみに入っても問題ないでしょう」。

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