橋下徹氏がコロナ陽性者で出場辞退校が相次ぐ高校野球に「こんなアホなルール決めたんは誰や!」

橋下徹氏

元大阪府知事の橋下徹氏(52)が18日、ツイッターで新型コロナ感染の影響で出場辞退校が相次いでいる高校野球のルールに苦言を呈した。

高校野球・夏の甲子園に向けて各地で予選が開始しているが、部員や関係者にPCR検査陽性者が出たため、辞退を余儀なくされた高校が続出。鳥取の米子松陰や新潟の中越高校など強豪校も県大会辞退を決めている。

この事態に橋下氏は「こんなアホなルール決めたんは誰や!今の日本は緊急事態宣言中でもオリバラを実施するんやで。臨時休校中でも試合参加できるのは当然やろ!」と怒り心頭。

続けて「これは絶対にアカン。なんのためにオリンピックを開催するのか。政治がオリンピック開催の意義を明確化しないからこんなことになる」「この高校生すら救えずにオリンピックだけをやるなら日本の政治はジ・エンドだ」と選手や関係者から陽性者が出ていながら開催する五輪と比較して、今回の措置の矛盾点を指摘した。

さらにコロナ陽性者が出た高校について「プレー以外で隔離したらええやろ!対策もあるやろ!この高校生たちよりも東京をウロウロしているオリンピック関係者の方がリスクが高いやろ!オリンピックをこのままやって、この高校生から甲子園大会を奪う日本の政治はほんま無能や。アホ!ボケ!カス!西村大臣は高野連を締め上げろ!それで挽回や!」と「金融機関への働きかけ」発言で波紋を呼んだ西村康稔経済再生担当相に汚名挽回のために高野連に働きかけるよう提言した。

その上で「これ選手はもちろんのこと、陽性になった者がこれからどんな人生を歩むことになるのか高野連も政治家も分かってるのか?リスク比較もできないのか?高校生たちは仮に感染しても死ぬ確率は低い。プレー中もできる限りディスタンスを取らせればいいじゃないか。辞退したときの心の中ダメージを想像しろ!」と自身が陽性になったのが原因で出場辞退になった…というトラウマを一生引きずることになるという選手たちの今後を危惧した。

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