柏木由紀 難病での休養期間を経て「30代は自分にもファンにも周りにも愛情を注ぎたい」

写真集発売記念オンラインイベントを開催した柏木由紀(C)松田嵩範/集英社

15日に30歳の誕生日を迎えたAKB48の柏木由紀が18日、30歳記念写真集「Experience」(集英社)の発売記念オンラインイベントを開催した。

9年ぶりとなる写真集は柏木本人がプロデュース。“生涯アイドル”を掲げる柏木のすべてが濃縮され、水着や下乳を露出した大人なセクシーショットに挑戦している。

写真集のテーマ「全アイドルのバイブル」について、柏木は「まずは自分が思う“アイドルとは何か”というものを全部詰め込もうと思って作りました。あとは、アイドルに関係なくても女性の方々が、自分がカワイイと思うものを身につけたり発信したり、そういうことをする楽しさとかも詰め込めたらいいなと思って、いろんな衣装とか、シチュエーションとかを考えさせていただきました」と話した。

写真集は1年かけて撮影し、30歳記念作に。「裏表紙にもなっているAKB48の衣装をいっぱい背負って撮れたのも、すごくうれしいです。私の中では、やっぱりアイドル=AKB48っていう思いが大きいので。AKB48で自分が着ていた衣装を80着用意していただいて、この写真集で撮影できて。裏表紙としても採用してもらえたことも本当にうれしい」と笑顔を見せた。

先月、脊髄髄内腫瘍の摘出手術を受け、誕生日の15日に活動を再開。17日のTBS系音楽番組「音楽の日」で奇跡のステージ復帰も飾った。

自身の体調について、「うそなく、本当にめちゃくちゃ元気になりました。お医者さんと自分が一番びっくりしているくらい、予定していたよりも早く元気になりましたし、お休みしたことで改めて、外から自分のことやAKB48のことを見ることもできました」と告白。

休養中は「早くお仕事したい、早くファンの方に安心してもらいたいということが、ずっとあった。私の中ではアイドルっていうお仕事がすごく大切で、やっぱりアイドルが好きなんだっていうのことを改めて実感できたので、休養というのもよかったなと、今は思っています」と明かした。

9月29日発売の新曲「根も葉もRumor」の選抜メンバーにも選ばれ、結成16年目を迎えたグループ史上初の30代選抜メンバーとなった。

柏木は「AKB48で何かの史上初とか一番を取ったことがなかったんです。まさか年齢で一番を取ることがあるなんて思ってなかったんですけど(笑い)。なんでも初めてとか一番とかはうれしいです」と笑顔。

10代の頃からまったく後ろを振り返らず、前だけを見て突っ走ってきたというが、「病気での休養期間を経て、30代は自分のことを大事にして、自分にもファンにも、そして周りにも愛情を注ぐ、そんな30代にしたいなってすごく思います」と目標を掲げた。

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