入場制限あったけど…沖尚スタンド「選手や保護者と一体」

 全国一早く、沖縄尚学が夏の甲子園切符を手にした。第103回全国高校野球選手権沖縄大会の決勝が18日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で行われ、沖縄尚学、中部商の両スタンドは熱気に沸いた。各校そろいのシャツに身を包み、グラウンドで躍動する選手に拍手でエールを送った。

 新型コロナウイルスの感染予防で、一部の選手関係者のみが入場を許された。感染対策に気を配りながらの応援だったが、選手が投打で活躍を見せると、歓声が漏れ、大きな拍手が沸き起こった。

 2年ぶり夏の甲子園の切符をつかんだ沖縄尚学。父母会の仲里亮会長は「簡単には勝てないチームだったが出場した選手はもちろん、スタンドで応援する選手や保護者も一体となって勝利をつかめた」とほっとした表情を浮かべ、目を細めた。

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