高松地方気象台は、きょう19日(月)午前、四国が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より2日遅く、昨年に比べて10日早い。これで、梅雨がない北海道を除き、すべての地方が梅雨明けしたことになる。四国はこの先、山沿いを中心に、にわか雨や雷雨があるものの、夏の高気圧に覆われて晴れて厳しい暑さが続く見込み。
四国の梅雨入りは、平年よりも21日早い5月15日ごろで、今年の梅雨期間は2か月以上にも及んだ。5月の降水量は平年よりかなり多かったが、6月は平年の半分程度の地点が目立った。7月は前線や湿った空気の影響を受けやすくなり、上旬は瀬戸内側の一部で大雨となった。中旬には太平洋側を中心に大雨となった所があり、高知県では降り始めからの降水量が450ミリを超えた所がある。
四国の梅雨期間降水量(5月15日から7月18日まで)(速報値)
降水量 平年比
松山 487.0ミリ 104%
多度津 393.0ミリ 114%
高松 287.5ミリ 88%
宇和島 617.0ミリ 115%
高知 895.5ミリ 124%
徳島 290.5ミリ 73%
宿毛 821.5ミリ 132%
清水 1055.5ミリ 153%
室戸岬 898.0ミリ 141%
なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。