ヒマワリ元気に咲く 雲仙で「子どもを守るプロジェクト」

女性団体から託されたヒマワリを元気に咲かせた児童=雲仙市吾妻町、大塚小

 長崎県内の女性団体が連携し、子どもと子育て家庭を支える「子どもを守る長崎ひまわりプロジェクト」で、雲仙市内の小中学校に託されたヒマワリが元気に育った。
 プロジェクトは23団体が参加し、昨年9月に発足。各地域でヒマワリを植えたり、通学する子どもたちの見守りなどを実施している。
 雲仙市内では市婦人会連絡協議会や商工会女性部、更生保護女性会、JA女性部など7団体が活動。約3千本のヒマワリの苗を、市立の全24小中学校に配っている。
 同市吾妻町の市立大塚小では、約50本の苗をプランターから花壇に植え替えて栽培し、大輪の花を咲かせた。2年生が雑草取りや水やりを担当し、中村そらさん(7)は「私もヒマワリみたいに明るく、元気になりたい」と笑顔。同協議会の村上智惠子会長は「子どもたちの笑顔がうれしい。女性団体の結束も強まる」と話している。

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