オールメンズでおくるテレビ神奈川（tvk）の情報番組「猫のひたいほどワイド」（月～木曜午後0：00。テレ玉・チバテレでも放送）の5周年を祝うイベント「猫のひたいほどワイド祝5周年感謝祭～不良猫の青い春～」が、7月3日にKT Zepp Yokohamaで開催された。TVガイドWebでは、同イベントの第1部・体育祭編、第2部・文化祭編をリポートする。
当初3月7日に行われる予定だったイベントには、3月いっぱいで番組を巣立った卒業生を含む2020年度のメンバーが集結。“ツッパリ”をテーマに “猫の手も借り隊”たちは“猫ひた学園”の不良生徒、MCは教師として登場し、20年度の曜日チームによる対抗企画に挑んだ。番組アシスタントの岡村帆奈美アナウンサーも、有名学園ドラマの教師に扮（ふん）した“岡八先生”を演じ、けんかをする生徒たちを前に「猫という字は、獣偏に苗と書きます。皆さん一人一人の苗を育ててください」という決めゼリフを披露した。
第1部は、火曜レッド・大城光の進行で20年度を振り返る「出演者が選ぶ猫ひた5大ニュース」からスタート。2～5位は水曜ブルー・牧田習の「猫ひたガーデニング部」での爆弾発言、水曜と木曜で起きたリモート出演でのトラブル、火曜イエロー・梶田冬磨の結婚、月曜MC松田悟志のデッサン講座の初回が実践に入らず終わってしまうハプニングがランクイン。結婚し、父親にもなった梶田は生配信を見ている家族に向けてカメラに手を振った。そして第1位には、クライマックスバトルを制した木曜ブルー・山形匠の雄姿が選ばれた。卒業を前に有終の美を飾って自身が涙する映像を見た山形は、恥ずかしがりながらも「あの時は泣いていて気付かなかったけれど、周りは俺のこと“号泣ゴリラ”って…あんなこと言っていたの！」とツッコミを入れた。また、クライマックスバトルの決勝を戦った山形と大城が一緒に作ったラップも披露された。
ここで、月曜イエロー・曽田陵介が合流。「リアルなけんかより、リアルな恋愛。この学園のリアルアイドル・曽田陵介です」とあいさつして会場をさらに盛り上げた。
イベントは月曜ブルー・林勇輝の選手宣誓を経て、体育祭の曜日対抗企画へ。まずは、各曜日協力してテーマに沿った身体表現をする“組まない体操”を実施。木曜チームは「真ん中でいったんゴリラになる」という異例の展開を挟んだ人間の成長過程を演じて笑いを誘った。一方、ブラック・小早川俊輔とブルー・牧田だけの水曜チームには、MCの三上真史、レッド・太田裕二、イエロー・大倉空人のお面を付けた全身タイツのスタッフが加わり、そのシュールさに出演者からは「怖いよ！」という声が上がった。
続いてはMC陣のパネルを倒さずにサッカーのシュートを決める「MCを裏切るな！PK対決」へ。MC陣パネルの固いガードを前に各曜日代表が苦戦する中、火曜ブラック・石渡真修が若干の不正疑惑がありながらも成功を収めた。
最後は、各曜日のエピソードを基にした「曜日対抗反省文朗読」。 “顔面偏差値の高さ”をあえて前面に押し出した月曜チームは、ブラック・谷水力のクールエンジェルが“ぱやぱやジャッジ”される「猫ひた懺悔室」やレッド・奥谷知弘の一発ギャグ、松田のフリースローリベンジなどで盛り上げた。
ブルー・大矢剛康のやらかしを中心に、おのおのがMC小林且弥に怒られたエピソードを告白した火曜チームは、“コバカツイズム”全開のステージを届け、小林の名ゼリフ「やってんな！」で締めた。
岡村アナが助っ人として加わった水曜チームは、小早川のテンポのいい仕切りの下、三上、太田、大倉も映像で出演。太田は自身と小早川が卒業間際に毎回大騒ぎして、岡村アナに注意されたエピソードを「帆奈美は激怒した」の一文とともに文豪作品の朗読風に振り返って反省した。この件に関しては小早川も「ほんまにすみませんでした」と反省している様子だった。
ラストの木曜チームは、イエロー・林拓磨の社会の窓が本番中に開いていた事件などを振り返り、レッド・内海啓貴はミュージカル調の美声を披露。最後は木曜でおなじみとなっていた、ブラック・竹内寿が挑む“湯気チャレンジ”で観客を楽しませた。
すべての企画が終わり、体育祭編の優勝は木曜チームに決定。MCの井上正大は「全然実感のない優勝なんですけど…どういう選考理由だったのでしょうか」と冷静に語りつつ、「旧木曜メンバーと一緒に勝つことができてうれしかったです」としっかり喜びもアピールした。
エンディングは、3月末放映の特別番組で発表された、竹内と山形が作った“猫ひた学園”の校歌「ツナギ」を、視聴者から募集したアクリルスタンドの写真をバックに出演者全員で合唱。心温まる演出に観客からはたくさんの拍手が起こった。
なお、第2部・文化祭編のリポートは近日公開予定。
