谷原章介、旧知の友人「The Inoue Brothers…」の井上聡・清史兄弟と念願の鼎談。SDGs先進国・デンマークの最新事情を紹介

谷原章介がナビゲーターを務めるBS朝日の「バトンタッチ SDGsはじめてます」(土曜午後6:00)。同番組では、持続可能かつ多様性のある社会実現にむけた17のゴールと169のターゲットから成り立っているSDGsに向け、企業や人々の取り組みを紹介。7月31日の放送では、アパレルブランド「The Inoue Brothers…」にスポットを当てる。

「The Inoue Brothers…」は、「世界一幸せな国」といわれるデンマーク・首都コペンハーゲンで生まれ育った日本人兄弟の井上聡氏、清史氏が立ち上げたブランドで、アルパカニットやオーガニックコットンTシャツなど、世界に先駆け、環境にも原産者にも優しいアイテムを発表している。

谷原は、以前から井上兄弟と親交があり、今回念願がかない、この番組で2人の取り組みを紹介することに。収録では兄の聡氏が暮らすコペンハーゲンと、弟の清史氏が暮らすイギリス・ロンドンを結び、久々だという3人の再会が実現。近況を語り合うとともに、「The Inoue Brothers…」の活動やコペンハーゲンの街全体でのSDGsへの取り組みを伝える。

「もともと僕は『The Inoue Brothers…』のデザイン性だったり素材のよさだったり、製品が好きでした。そこから行動に移してインタビューをさせてもらい、プライベートでも親しくさせてもらっています。今回は何よりもお二人の社会に対する『こうあるべきなんだ』というピュアな情熱を紹介できることがとてもうれしいです」と、谷原は友人との鼎談に喜ぶ。

井上聡は「ヨーロッパに住んでいる者は長くロックダウンを経験しました。人にも会えず、ましてや海外にも行けません。どれだけ人と接する機会が恋しかったか、最近強く感じていました。大切な友人である谷原さんと仕事を通して会えて、話せて。それも僕たち兄弟のバックグラウンドや、サステナビリティーというテーマ、メッセージを日本の皆さんとシェアできることをとても光栄に思っています」と語り、「僕たちのブランドを通して伝えたいのは、商品を買ってくださる皆さんは消費者としてどれだけ影響力があるのか分かってほしいということです。自分たちの買い物の仕方や、その後の行動を通して社会に変化を起こすことが可能だということを多くの方に伝えたいですし、特に若い世代に伝わってほしいです」とコメント。

また、井上清史も「谷原さんとの縁がこうして一つの番組になり、僕たちの取り組みについて伝えられたことが一番の喜びです。今、実際に会うのは難しい状況ですが、お互いの近況を話し合うことができてよかったです」と放送を楽しみにしつつ、「自分の行動に対して“チョイス”ができるという意識を持ってもらえたらうれしいです。この番組がそのきっかけになることを願っています」と心境を明かしている。

そして、谷原はあらためて「友人として、井上兄弟が世界規模で戦っていることがとても心強いですし、ぜひその姿を見ていただきたいです。若い時に『こうしたい』という思いがあっても、社会に出ていろいろな経験をするうちに失ってしまうこともあります。でも、彼らは純粋な気持ちを失っていません。2人の思いがきっと伝わると思いますし、僕たち日本人も問題意識を持つことが大切ではないでしょうか。日本でどのような取り組みをすればいいのか、彼らの行動がヒントになるのではないかと思い、今回の放送で何かしら感じていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せた。

なお、今回は特別に、井上聡氏と同い年のフリーアナウンサー・大橋未歩がナレーションを担当する。

© 株式会社東京ニュース通信社