19日(月)も北・東日本を中心に、朝から強い日差しが照りつけて気温が高くなっている。昼過ぎにかけては、35℃以上の猛暑日となる地点が多いため、熱中症の危険性が極めて高くなりそうだ。
東京都心で猛暑日
きのう18日(日)は北海道や東北北部で37℃を超えるなど、北・東日本を中心に厳しい暑さとなった。きょうも太平洋高気圧に広く覆われるため、広い範囲で晴れて35℃以上の猛暑日の所が多くなる見込み。東京都心でも、今年初めて35℃以上の猛暑日となる可能性がある。
予想最高気温
37℃ 若松(福島)、前橋、熊谷、豊岡(兵庫)など
36℃ 盛岡、山形、福島、宇都宮、大阪、鳥取、高松など
35℃ 帯広、東京、長野、名古屋、岐阜、福井など
東北から東日本、近畿、中国、四国にかけての21都府県に「熱中症警戒アラート」が発表されている。体温並みの暑さとなる所があるため、こまめな水分補給を心がけ、エアコンで涼しい環境を整えるなど暑さを避ける行動が必要だ。
なお、九州や四国では、これまでの大雨により土砂災害の危険度が高くなっている所があるため、土砂災害や低い土地の浸水などに注意・警戒が必要だ。その他の西日本、東・北日本でも、午後は内陸を中心に大気の状態が不安定になり、にわか雨や雷雨となる所がある見込み。
暑さはいつまで
北海道は内陸を中心に、週末にかけても気温の高い状態が続くが、太平洋側は21日(水)以降、暑さが和らぐ見通し。東北の太平洋側や関東も同様の傾向で、週の後半は湿った空気の影響で雲が多めとなり、日中の気温上昇はいくぶん抑えられそうだ。ただし、蒸し暑い状態が続くため、体調管理に注意が必要となる。西日本は今後も厳しい暑さが続くため、熱中症に対して注意・警戒が必要だ。
沖縄には台風接近 影響長引く
日本の南にある台風6号は、今後は発達しながら西寄りに進む予想で、23日(金)頃にかけて沖縄地方へ接近する見込み。沖縄地方はこれから21日(水)にかけて、奄美は20日(火)から21日にかけて非常に強い風が吹き、海上ではうねりを伴った大しけとなる見込み。台風の進路によっては、その後23日(金)頃にかけて暴風や大しけとなるおそれがある。台風の動きが遅いため、南西諸島は20日から23日頃にかけて雨量が多くなる見込み。今後の台風情報に注意が必要だ。
(気象予報士・高橋和也)