巨人・原監督が山口鉄也コーチを一軍に「〝実弾〟が飛び交っているところで」

山口鉄也コーチ

NPBは19日、巨人のコーチ異動公示を発表した。注目は今季から二軍で若手育成に尽力してきた山口鉄也コーチ(37)の一軍への配置換えだ。

現役時代は9年連続60試合登板を果たすなど、リリーフ陣の柱として大活躍。2018年限りで引退すると、翌19年はジャイアンツアカデミーのコーチを務め、20年は三軍の投手コーチに就任。今季は二軍で指導してきたが、前半戦終了後から一軍練習に姿をみせ、後半戦から本格的に原辰徳監督(62)の下で指導に当たることとなった。

この日、報道陣に応対した原監督は、山口コーチを〝昇格〟させたことについて「若い人たちだから経験をね。ファームでも三軍でも経験はできるけど、やっぱり一軍で〝実弾〟が飛び交っているところというのはね。それぞれが経験してもらうことで、お互いの刺激にもなるし。こっちも勉強になる」と説明した。

リーグ戦が再開すれば、ブルペンを主に担当するが、一軍は宮本和知投手チーフコーチ(57)を中心に桑田真澄投手チーフコーチ補佐(53)、山口コーチで強固な投手陣をつくり上げていく。

また、山口コーチと入れ替わる形で杉内俊哉コーチ(40)は二軍に配置転換。交流戦前にシャッフルされた一~三軍のバッテリーコーチも相川コーチ(一軍)、実松コーチ(二軍)、加藤コーチ(三軍)と開幕時と同じ役割に戻された。

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