横浜滞在の英代表チーム8人がコロナ濃厚接触者として隔離 搭乗機に感染者

 東京五輪で来日した英国代表チームのうち、選手とスタッフ計8人が新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者と判定されたことが19日、分かった。滞在先の横浜市は国の指示を受けて隔離措置を取っている。

 市によると、8人は陸上競技の選手6人とスタッフ2人。16日に成田空港に到着した航空機に同乗していた一般客の陽性が判明した。チームは等々力陸上競技場(川崎市中原区)などで活動しており、濃厚接触が分かった18日午後から隔離している。隔離期間は30日まで。

 8人は毎日のPCR検査のほか、練習開始の6時間前に検査を実施。19日の検査は陰性だったため、他の選手らとともに練習した。選手団の濃厚接触者判定について、市担当者は「市民が濃厚接触者になったケースも公表していない」と発表は控えるとしている。

 英国代表は横浜、川崎両市と慶応大が連携して選手、スタッフ計約600人を受け入れ、横浜市内の宿泊施設に滞在。事前キャンプは8月7日まで行われる。

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