相模原・養豚場の豚熱 4000頭の全頭殺処分が終了

神奈川県庁

 相模原市の養豚場で豚熱(CSF)に感染した豚が確認された問題で、県による全頭殺処分が終了したことが19日、県への取材で分かった。

 県によると、豚熱の感染が確認された8日夕から発生農場で飼育されている豚の殺処分を開始し、18日夜までに全4109頭の殺処分を終了した。

 県はこれまでに延べ千人以上の職員を投入したほか、同市や農林水産省、他県の職員らも作業に当たったという。今後も農場の消毒などの防疫措置を続け、今週中にも措置を終える予定。

 同農場では8日、生後50~60日の子豚のうち、死亡した1頭と衰弱した1頭の豚熱が確認された。豚の感染確認は県内で初めてで、県などが原因究明を進めている。

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