エヴァレーシング、初号機カラーのカワサキZX-10RRで2021鈴鹿8耐に参戦。ライダーは大久保光と佐野優人

 7月18日、ラナ エンタテインメントは11月7日に鈴鹿サーキットで開催される『FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』にエヴァンゲリオンレーシングとして参戦することを発表した。

 四輪レースではスーパーGT、スーパー耐久、D1などにも参戦してきたエヴァンゲリオンレーシングは、2010年からTRICK STAR Racingとタッグを組み鈴鹿8耐に参戦している。

大久保光(EVA RT初号機 Webike TRICKSTAR)/2021年全日本ロード第5戦鈴鹿 JSB1000

 シン・エヴァンゲリオン劇場版が公開された今年、再びコラボレーションが実現して、7月17~18日に開催された全日本ロードレース選手権 第5戦鈴鹿のJSB1000クラスに大久保光を擁してスポット参戦した。

 チームは鈴鹿8耐のテストも兼ねて出場しており、大久保は予選で12番手グリッドを獲得し、レース1は9位、レース2は10位と上位に食らいつく走りを見せた。

エヴァンゲリオンレーシング2021年鈴鹿8時間耐久ロードレース参戦

 そんなエヴァンゲリオンレーシングは、2021年の鈴鹿8耐に組織委員会が選ぶ主催者推薦チームとして『エヴァRT初号機 Webike TRICK STAR』のチーム名で参戦することが決定した。

 ライダーは今季MotoEに参戦している大久保光、全日本ロードST600クラスに参戦している佐野優人を暫定的なオーダーとして、第3ライダーは最終的な調整で決定するという。また、鶴田竜二が監督を務める。

2020年鈴鹿8耐に参戦予定していたエヴァRT初号機 Webike TRICK STARのカワサキNinja ZX-10RR

 マシンはカワサキNinja ZX-10RRで、タイヤはブリヂストンにスイッチ。エヴァンゲリオン初号機をイメージした紫と緑のカラーリングを施して、ゼッケンは01番をつける。

 さらに、エヴァンゲリオンレーシングファンにはおなじみの個人スポンサーは、応援通販サイト『サポルト』で受付を予定している。エヴァンゲリオンレーシングはこの個人スポンサー制度を通じて、ファンとともに鈴鹿8耐の表彰台を目指し、興奮、歓び、驚き、悔しさをともに分かち合えるチームを目指しているという。

2021年鈴鹿8耐に参戦する大久保光(エヴァRT初号機 Webike TRICK STAR)

 大久保は「全日本ロード第5戦鈴鹿ではテストも兼ねて参戦しましたが、バイクのダメ出しもできました。時間もないので、レースで得られたデータをできる限り鈴鹿8耐のテストまでに改善していきたいです」とレースを振り返った。

 鈴鹿8耐に向けては「8耐に参戦できることは嬉しいので、頑張ります。僕はエヴァンゲリオンが大好きなので、テレビアニメ版、旧劇場版からずっと観ていて、こうして少しでもアニメの作品に関わることができて本当に嬉しいので、しっかりと成績を残したいと思います。ツナギは初号機パイロットの碇シンジのカラーを着る予定です」と語った。

2021年鈴鹿8耐に参戦する佐野優人(エヴァRT初号機 Webike TRICK STAR)

 佐野は「有名なエヴァンゲリオンで、注目度は大きいので、僕をライダーに選んで頂けて大変嬉しいです。走るからには全力で、名前に負けないように成績を残したいです」と意気込んだ。

「最後に1000ccマシンの乗ったのは2~3年前なので、すぐに慣れるかはわかりませんが、600ccで走っていることを1000ccで活かせられるように頑張りたいです。ワークスチームは速いですが、トップ10以内を走りたいです」

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