三菱自動車、タイの物流企業と軽商用EVの実証実験に関する覚書締結

ミツビシ・モーターズ・タイランド(以下、MMTh)は6月9日、Eternity Grand Logistics Public Co., Ltd.(以下、Eternity社)と軽商用EVの実証実験に関する覚書を締結した。三菱自動車工業株式会社(以下、三菱自動車)が7月15日付のプレスリリースで明かしている。

MMThは三菱自動車のタイにおける製造・販売会社、Eternity社は株式会社日立物流のタイの物流会社だ。実証実験の期間は1年で、日本で販売されている「ミニキャブ・ミーブ」をEternity社の輸送業務に活用する。

Eternity社は今後、走行距離や充電記録、配送ルートなどのデータ集積を行い、EV普及に向けた環境整備の検証を進めていく予定だ。三菱自動車は、「ミニキャブ・ミーブ」の商品改良や、海外での実証実験をさらに展開する。また、様々な業界の企業と共に環境に配慮した社会づくりに貢献すると述べている。

■MMTh社長兼CEOである小糸 栄偉知 氏のコメント

「今回の実証実験は、三菱自動車が掲げる新環境計画パッケージの取り組みの一つであり、タイ政府の電動化政策に貢献するものです。実証実験を通じて、タイのお客様に電気自動車を商用車としてもお選びいただけるよう、利用環境の整備に取り組んでまいります。」

■日立物流執行役兼アジア極代表兼Eternity社会長である本田 隆一 氏のコメント

「物流企業のリーディング・カンパニーとして、二酸化炭素排出量削減に取り組む責任があり、一方で物流コストを下げる必要があります。電動車の先進技術を持つ三菱自動車との今回の取り組みにより、将来の運用を念頭に電気自動車の理解を深め、産業・社会の持続的な成長のために責任を果たしてまいります。」

(出典:三菱自動車 Webサイトより)

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