島原市の観光客数 前年から半減 宿泊客も35%減 ここ30年で最少

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島原市の観光客数の推移

 長崎県島原市を2020年に訪れた観光客数は、約69万7千人で前年からほぼ半減したことが市の観光客動態調査で分かった。宿泊客数も約35%減。新型コロナウイルス感染拡大の影響とみられる。いずれも16年以来、4年ぶりの減少で、ここ30年で最少となった。
 市しまばら観光課によると、観光客数は69万6742人(前年比49.7%減)、宿泊客数は15万1683人(同35%減)。
 主要観光施設の入館者数は雲仙岳災害記念館(有料ゾーン)が約6万5千人(前年比約12万3千人減)、島原城約7万人(同約6万2千人減)といずれも大きく減少。交通機関別で見ると、全体の約8割を占めた熊本などからの航路利用者数が約55万1千人で、前年の半分になった。コロナ禍で県境をまたぐ移動の制限や旅行の自粛などが響いた。
 雲仙・普賢岳の大火砕流惨事が発生した1991年以前、島原市の観光客数は200万人、宿泊客数は40万人を超えていた。90年と比べると、20年は観光客数、宿泊客数ともに約7割減った。
 同課は「来年秋の九州新幹線長崎ルート暫定開業に照準を合わせ、島原半島3市で連携し観光促進に引き続き力を入れる。コロナ収束後を見据えた誘客に努めたい」としている。