今日からおうち専属カメラマン!プロ直伝!スマホdeカメラ術

年々進化するスマホのカメラ機能、どのくらい使いこなせていますか?「いつも同じような写真ばかり…」「せっかく上手にできた料理なのに、おいしさが伝わらない…」そんな人でも、3つのポイントをおさえるだけで簡単にレベルアップ!?スマホ撮影のコツを、プロに聞きました。

大切なのは、「いい写真を撮らなきゃ」と考えすぎないこと。気負わず、自分なりの正解を見つけてくださいね。【lectured by 北恵 けんじ】

生き生きとした表情を残そう!子どもの撮り方3カ条

1. 子どもと同じ目線を意識すべし!


生き生きとした表情を引き出すには、子どもと同じ目線から撮りましょう。「写真を撮っている」と思われないように、一緒に遊びながら・会話しながら撮影するのがベスト。撮り手が気負い過ぎると撮られる側の子どもの表情も固くなります。撮り手であるあなた自身が楽しむことを忘れないようにしてください。

2. 逆光気味で撮ると雰囲気◎


逆光気味で撮ると、写真全体がふんわりいい雰囲気に。撮られる側の子どもが眩しくないのでいい表情が出やすくなります。ただ、スマホの機種によってはピントが合いづらかったり被写体が暗くなったりするので要注意。シャッターを押す前に、ピントの合わせ方や、明るく補正する操作を覚えておきましょう。

3. 撮りたいものを明確にすべし!


本当に見せたい表情の印象が薄くならないよう、写真の中にはいろんなモノを写り込ませず、なるべくスッキリと。生き生きとした表情を撮るなら、顔のドアップなど思い切った撮り方も◎。「アップ・中くらい・引き」のようにいろんな視点からの写真を残すと、あとから見返した時により楽しいものになりますね。

おいしそうな角度はドコ?料理の撮り方3カ条

3つのポイント


1. 自然光を、料理のサイドから。

部屋の電気を消し、窓から入る自然光だけで撮るのがベスト。光は料理のサイドから当てよう。 

2. 座った位置以外の視点に挑戦!

真俯瞰(被写体を真上から見降ろす構図)や器の真横からの構図に挑戦してみよう。

 3. お皿の間に隙間は不要!

お皿同士を近づけると、写真全体がまとまります。全てを写そうとせず、見切れるくらいでOK!

料理を撮る前に、「この料理が一番おいしそうに見える角度はどこだろう?」と考えるのも楽しさの一つ。テーブルクロスやランチョンマットなどを敷いて背景を工夫するのも◎。いろいろためして、自分なりの正解を見つけましょう。


Let’s Try! アシタノ編集室が実践してみた。

撮影スキルに自信ゼロの編集室スタッフ2名が、プロ直伝の撮影ポイントをさっそく実践。はじめは「私の写真をアシタノに載せるなんて…」と怖気づいていましたが、コツをつかんだのか、家族からも褒められる「スマホ写真マスター」に成長したようです♪


「ハイ、チーズ!」を封印してみました!

子どもの目線に合わせて、会話をしながらシャッターを押すことを意識してみました。普段はポーズをとらせていますが、こうやって自然な表情を記録するのもいいですね。いつも同じアングルからの写真になっていましたが、これからは写真のバリエーションが増えそうです。

箸やスプーンを使う方法に、目からウロコ!

普段から料理の写真は記録していますが、構図を意識したことはあまりありませんでした。ポイントを踏まえて撮った写真は家族からも好評!今までは「食べる前の盛付けの状態」しか撮っていなかったけど、料理によっては(きれいな)食べかけの状態を撮るのもおもしろいかも!

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