おうちキャンプスタイル 可能性は無限大。おうちだからこそできる楽しみ方がいっぱい。

混み合うキャンプ場に行かなくても、おうちで気軽にチャレンジできる“おうちキャンプスタイル”。楽しく・やりやすいスタイルを探しながら、挑戦してみよう!

家族のだんらんも“うちキャン”で特別な時間に。


ステイホームの過ごし方として話題の“うちキャン”。室内にテントを立てたり、ベランダでごはんを食べたり、少しの工夫で非日常を味わえます。

今回取材にご協力いただいたMさんご夫婦は、子どもの頃からキャンプやBBQに馴染みがあり、今ではお子さんと週1〜2回のペースで”うちキャン”を楽しんでいるそう。“うちキャン”の醍醐味は、おいしいご飯やお酒を囲みながら、家族や友人と語らう時間。Mさんは「この時間をずっと大事に続けていきたい」と話し、家族だんらんの時間を慈しんでいます。

いつもの食事を特別な時間にしてくれる“うちキャン”。楽しみ方の極意をそんなキャンプ大好き一家に教えてもらいました!

あると便利な、おすすめ“うちキャン”アイテム

01 ファイアグリル テーブル

火の近くで使える専用テーブルなら、火バサミや鍋の避難場所にも。 

02 BBQ台

ソロキャン用の小さなたき火台や折り畳めるガスバーナーコンロなど、スタイルに合わせた着火台を選ぼう! 

03 ダッチオーブン

煮込みに、ピザに、炒め物に。なんでも作れる、キャンプ飯の主役。
ガスコンロでも使えるので1つあると料理の幅が広がるかも。

 04 たき火スタンド

鍋や網を吊るして火力調整ができる優れもの。スタンドがなければ網に鍋を直置きしてもOK。

トイレやお風呂の心配なし!準備時間も省けて、ゆったり家族との時間を。


子ども連れだと特に気になるトイレやお風呂の心配も、おうちならもちろん心配なし。すぐそこに冷蔵庫があるので、クーラーボックスも必要なし。荷造りや移動もなく気軽にできる、みんなで役割分担して完成するキャンプ飯づくりは子どもにとっておうちで体験できる非日常!

子どもたちにとっては、どこでもなんでも遊び場!


子どもたちは「ごっこ遊び」のプロ。どこにいてもいろいろなアイデアで遊び始めます。テントにクッションを敷き詰めてホテルごっこをしてみたり、キッチンにあったフルーツを焼いてオリジナルメニューを考案したり。「今日は子どものアイデアを優先して採用しよう!」と思い切れば、大人も目からうろこな“うちキャン”アイデアを提案してくれるかも。

焼きマシュマロ×クラッカーのスモアや、バナナ×シナモンパウダーの焼きバナナは、子どもたちのアイデアで定番メニューに!

いつもの食卓からお庭に。場所を変えるだけで非日常!


普段の食卓から食べる場所が変わるだけで、子どもたちは嬉しくなって箸が進み、お手伝いも積極的に。Mさんはそんな子どもたちの姿を見て、よりおいしそうなメニューや簡単レシピを考えることにやりがいを感じているそう。お肉メインになりがちなキャンプ飯でも、栄養バランスに気をつけて野菜を取り入れるのがMさんのこだわりです。

オリーブオイルでニンニクを熱したら、カマンベールチーズとトマトを丸ごと投入。チーズが少し温まったら、コンビーフを入れてほぐします。最後にイタリアンパセリを入れれば、彩りのいいアヒージョの出来上がり!

初心者でも簡単!“うちキャン”レシピ


■火にかけるだけ! 舞茸と砂ずりのアヒージョ

 熱したオリーブオイルにニンニク、舞茸、砂ずりを投入。お好みで鷹の爪やスパイスをかけ、砂ずりの中まで火が通ったらイタリアンパセリで彩りを。

■煮込むだけ! チキンと野菜のトマト煮込み

 ダッチオーブンでニンニク・鷹の爪・鶏肉を炒め、火が通ったら野菜をin!カットトマト缶をぶち込んでぐつぐつ煮込めば完成♪

炊き込むだけ! サバと生姜の炊き込みご飯

メスティン(飯ごう)に水・お米・サバの水煮缶・白だし・刻み生姜を入れて炊き込むだけの簡単ごはん。味付けは豪快に目分量でチャレンジ!

冷凍食品を炭火で調理! 焼きおにぎりサンド

冷凍の焼きおにぎりに、とろけるチーズと大葉をサンド。炭火で焼けば外はカリッと、トロトロチーズが香ばしい焼きおにぎりサンドに。焼き野菜と冷凍ハンバーグを挟んでハンバーガー風、キムチと焼肉を挟んでビビンバ風、たらこツナマヨなど、挟む具材でアレンジ自在♪


一緒に作ろう!キャンプおやつ

豪快で、一つ一つの調理に時間がかかるイメージのキャンプ飯。もっと気楽に子どもと一緒に楽しみたい!SNS映えするスイーツを作りたい!おしゃれキャンプに憧れるアナタに、キャンパー&インスタグラマーがアイデアを伝授します。

乾燥とうもろこしから作る 本格的ポップコーン


使うのは、爆裂種という水分の少ない乾燥とうもろこし。ネットや輸入食品店で手に入ります。手分けして軸から粒をほぐして、地道にポップコーンの種を増やします。コツは多めの油で強火にかけ、ぽんぽん鳴り始めたらメスティン(もしくはフライパン)を火から離すこと!失敗を繰り返しながらコツを掴んでいくのも楽しい♪もちろん市販のポップコーンの種でも。マジックソルトやカレー粉、シナモンを用意して味くらべ!

レトロでかわいい♡なつかしの味 クリームソーダゼリー


キャンプ場でも冷え冷えスイーツを味わいたい人にオススメ。ジャム瓶を活用して準備すれば、持ち運び楽々♪ほかにも、市販の杏仁豆腐を温めて瓶に入れ直してジャムを乗せ、冷やしておくのもオススメです。


教えてくれたのはこの人 ヒナスミックさん(ID:hinasumic)

4年前に知識ゼロ・道具ゼロの初心者状態からキャンプを始め、インドア夫と3人の子どもたちとのファミリーキャンプの成長記録をInstagramで発信中。


※自治体により、たき火を禁止している場合があります。詳しくは各自治体へご確認ください。

※必ず消火用の水を準備し、火の取り扱いには十分注意しましょう。

※近隣への配慮を忘れずにマナーを守って楽しいうちキャンを!

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