【横浜市長選】出馬表明の松沢氏「市政大刷新」 カジノ禁止条例や中学校給食を公約に

横浜市長選への出馬を正式に表明する松沢成文氏=20日、横浜市役所

 任期満了に伴う横浜市長選(8月8日告示、22日投開票)を巡り、前神奈川県知事で参院議員の松沢成文氏(63)=日本維新の会=が20日、市役所で会見し、無所属で出馬すると正式に表明した。

 松沢氏は「これまでの経験を生かして横浜を立て直してほしいとの要請をさまざま受けてきた。市政大刷新に向け立候補する決意を固めた」と会見冒頭に表明。維新の会を来週にも離党し、「選挙戦には政党の支援を一切受けない純粋無所属で臨む」とした。

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致を巡っては「横浜ではあきらめる。成長戦略の対案を出すとともに、議会と徹底的に議論してカジノ禁止条例をつくる」などと反対の立場を表明した。

 「コロナ禍の収束が最優先課題」としてワクチン接種最速化プランの立案と実行を提起。「中学校の全員給食実現」も公約に挙げた。同じく公約に掲げた市長多選禁止条例の制定については、「横浜には多選自粛条例があるが(現在3期目の)現職が立つ。それ自体も問題だと思う」と指摘。「(知事時代に)全国初の多選禁止条例をつくったのは私」と実績もアピールした。

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