小山田圭吾 “重病患者を嘲笑” インタビュー 掲載のシンコーミュージックがお詫び文

小山田圭吾

東京五輪・パラリンピック開会式の楽曲担当を辞任したミュージシャンの小山田圭吾(52)の不謹慎発言を掲載していたとして、出版社「シンコーミュージック・エンタテイメント」が20日、公式サイトにお詫び文を発表した。

同社が出版した1996年の「月刊ギグス」2月号において、小山田が病院内で騒いだり、末期がん患者を笑っていたりしたことなどをインタビューで語っていたことは本紙既報通り。

当時の編集長だった吉田聡志氏によるコメントは以下の通り。

「現在各メディアで『GiGS』1996年2月号に掲載されている『コーネリアス カスタム・ギター大作戦』特集における小山田圭吾氏のインタビュー記事が引用され、議論されております。確認しましたところ、実際この記事中に倫理観に欠ける不適切な表現がありました。この件で不快な思いをされた方には心よりお詫び申し上げます。また、今後はこういった表現を掲載することがないようコンプライアンスに留意し、二度と判断を間違えないための努力をして参ります。重ねてこの度は誠に申し訳ございませんでした」

また、現在のGiGS編集部としてのコメントも発表している。

「25年前に発売された弊誌1996年2月号に掲載された小山田圭吾氏の特集につきまして、『GiGS』を引き継いでいる現在の編集部も、今後多数の方を傷つけるような倫理観に欠けた表現を二度とすることがないよう心に刻み、編集方針を改めて見つめ直し、音楽と楽器を愛する皆様に喜んでいただける音楽雑誌作りに精進していく所存です。この度は誠に申し訳ございませんでした」

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