ValveはSteam Deckでジョイスティックのドリフト問題回避に努めている?

全てのゲームコントローラーはジョイスティックを備えていますが、長期間の使用により、時間の経過とともにジョイスティックがゲームプレイ中に勝手に”動く”という問題が発生しやすくなります。その問題は、実際にNintendo Switchで明らかになりましたが、XboxPlayStationのような他のゲーム機でも影響が出ています。

では、Switch風のデザインを採用し、ジョイスティックを備えたValveのSteam Deckで、こういった問題が起こらないと言えるのでしょうか?Valveによると、これは実際に彼らが注意を払った点であるとのことです。ハードウェアエンジニアのYazan Aldehayyat氏は、IGNとのインタビューの中で、この問題が起こらないことを確かめるためにValveが多くの信頼性テストを行ったを述べています。

Aldehayyat氏は次のように話しています。「我々は、信頼性について、全ての入力操作や異なる環境要因、その他のことに関して、あらゆる観点から大量のテストを実施しました。これは非常に上手く行くと思いますし、人々はとても満足するだろうと考えています。それは素晴らしい買い物になるでしょう。どんなものでもいつかは不備が出てきますが、人々がそれに満足し、楽しんでそれを使用するだろうと考えています。」

Steam Deckのデザイナー、John Ikeda氏はこう続けています。「我々は、既にパフォーマンスがわかっているものを意図的に選びました。ただ、それが持つリスクを冒したくはありませんでした。顧客の皆様も、我々にそのリスクを負わせたくないと考えていることは確かです。」
当然、Steam Deckがドリフト問題を起こすかどうかは時間が経たないとわかりませんが、ゲーム機メーカーが直面している全ての問題を踏まえて、Valveがその失敗から学んでいることを願っています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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