震災で犠牲38職員の経緯公表

大槌町「危機管理体制にもろさ」

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岩手県大槌町が公表した犠牲職員らの被災経緯をまとめた調査報告書

 東日本大震災で町職員ら40人が犠牲となった岩手県大槌町は21日、関係者の証言を基に38人分の被災経緯をまとめた報告書を公表した。災害対策本部(災対)を設置した旧役場庁舎敷地内を津波が襲い、大きな被害が出たことについて「危機管理体制の脆弱さがあった」と総括した。

 当時の職員や町民ら計56人への聞き取りは、町が任命した元専門紙記者佐藤孝雄氏(55)が行った。報告書は(1)2011年3月11日から翌12日朝の職員の動きを時系列で再現(2)亡くなった職員が最後に目撃された時間や場所、様子を記録、など4章構成。犠牲者のうち2人は遺族が調査や掲載を辞退した。