全島エイサー2年連続で中止 アリーナ開催検討したが

 【沖縄】沖縄全島エイサーまつり実行委員会(委員長・桑江朝千夫沖縄市長)は8月28、29日の日程で開催予定だった第66回全島エイサーまつりを中止することを決めた。全島エイサーの中止は昨年に続き2度目。実行委は新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、例年より規模を縮小して沖縄市の沖縄アリーナでの開催を検討していたが、感染状況が厳しく中止を決めた。

 桑江実行委員長は21日、コメントを発表し、「先祖の慰霊と鎮魂の舞である旧盆エイサーは各地域の伝統として先人たちに大切に受け継がれている。旧盆約1週間後に開催される全島エイサーまつりは、延べ30万人余りの観衆を集める本県が誇る一大イベントだ」とまつりの意義を強調。2年連続の中止について「関係各位、楽しみにしていた多くの方々に申し訳なく思うとともに、この苦渋の決定に理解いただけるようお願い申し上げる。次回の開催はこれまで以上に熱気あふれるまつりとなるよう取り組んでいく」とした。

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