沢口靖子&内藤剛志、「科捜研の女 -劇場版-」で“ドモマリ”が急接近!?

テレビ朝日系の人気ドラマシリーズ「科捜研の女」。その初の映画となる「科捜研の女 -劇場版-」が9月3日に全国公開される。このほど、同作の場面写真ととともに撮影現場の様子が解禁された。

本作は、京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心とした、化学研究員・宇佐見裕也(風間トオル)、所長兼文書研究員・日野和正(斉藤暁)、物理研究員・橋口呂太(渡部秀)、映像データ研究員・涌田亜美(山本ひかる)いう一癖も二癖もある研究員たち、そして捜査一課の刑事・土門薫(内藤剛志)らが事件の真相解明に挑む姿を描く科学ミステリー。“最新の科学捜査”と“濃密に絡み合う人間ドラマ”が融合するハイクオリティーなミステリーとして、1999年の放送開始当時から根強い人気を誇り、ドラマ放送開始20周年×テレビ朝日開局60周年の節目であった19年には、1年間のシリーズ放送という前人未踏のチャレンジも完遂。20年には放送21年目を迎え、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新した。劇場版では、テレビシリーズのレギュラーキャスト10人が勢ぞろいし、“世界同時多発不審死事件”に挑む。

劇場版では、マリコたちが対峙するシリーズ史上最強の敵となる天才科学者・加賀野亘役で佐々木蔵之介が出演。また、これまでテレビシリーズを彩ってきた歴代レギュラーキャスト9人の出演が発表されると、SNSでは「こんなにオールキャスト集結してくれるなんて…最高すぎる!」「楽しみすぎて泣きそう。ずーっと科捜研を応援してきてよかった!」「科捜研アベンジャーズだ!」と歓喜するコメントが多く寄せられ、話題となっている。

本作の撮影は、テレビシリーズのシーズン20が終わった後、間もなく京都でスタートした。ホームグラウンドである京都での撮影ということもあり、キャスト陣の抜群のチームワークで順調に撮影は進んでいった。主演の沢口は「劇場に来てよかったと思える作品にしたい」と意気込みを語り、そんな特別な思いがスタッフ・キャストにも伝播し、いい意味での緊張感が漂っていた。

特に阿吽(あうん)の呼吸を見せていたのは、マリコと土門として長年タッグを組む沢口と内藤だ。劇場版では、長回しによる撮影シーンが増えたものの、抜群の安定感でスムーズにこなしていった。沢口は内藤を「お兄さんのような存在」と表現し、内藤も親しみを込めて沢口を「やっちゃん」と呼ぶなど、役柄さながらの信頼関係がうかがえる場面も。

物語終盤の2人の撮影シーンについて、沢口は「『セリフの裏に込められた思いを出したい』と相談したら、内藤さんは『ああ、いいよ!』と乗ってくださって、ちょっとしたプラスアルファの思いを表現することができました」と語るなど、常に意見を出し合い、よりよいものを作ろうとするキャスト陣の思いが伝わってくる。

内藤は本作について「20年間、応援してくださった皆さまへの感謝を込めて演じるとともに、スタッフも俳優も『テレビシリーズとはどこか違う何かを見せたい』と思って取り組んでいます」とファンへの感謝と劇場版に込めた思いを明かした。

そして、過去には幾度となく危険な目に遭いながらも、マリコのピンチを救ってきた土門だが、そんな2人の関係に進展はあるのか、ファンは気になるところ。今回到着した場面写真の中には、土門がマリコを抱きとめる、衝撃のカットも。約20年ぶりに登場するマリコの元夫・倉橋(渡辺いっけい)も加わることで変化する2人の関係性と、沢口と内藤の息の合った演技に注目だ。

京都、ロンドン、トロントで「助けて」と叫びながら高所から飛び降りたのは、全員が科学者。だが、犯罪につながる物的証拠はゼロ。各地で自殺として処理されようとしていたが、マリコをはじめとする科捜研のスペシャリストたちと、刑事の土門、解剖医の風丘早月教授(若村麻由美)らは、半ば強引に捜査を進めていた。やがてマリコたちは「未知の細菌」の発見で世界的に脚光を集める天才科学者・加賀野にたどり着く。だが、加賀野には鉄壁のアリバイがあり…。果たして、マリコや土門は、最強の敵にどう立ち向かっていくのか?

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