横浜市長選立候補の松沢成文氏 カジノ反対ともう1つの重大公約「江戸城再建」

横浜市長選への出馬会見を行った松沢成文氏

国会議員で前神奈川県知事の松沢成文参院議員(63)が20日、横浜市長選(8月8日告示、22日投開票)への出馬を表明し、カジノ反対など公約を掲げたが、アレがないではないか! 松沢氏といえばそう、江戸城再建だ。

松沢氏は会見で「横浜大刷新プロジェクト5」を発表。コロナ対策、カジノ禁止条例の制定、英語第2公用語特区、中学校の給食問題対策、県と市の二重行政解消などが並んだ。2019年の参院選では「江戸城再建」を訴えていたが、あきらめてしまったのか?

会見終了後、松沢氏を直撃すると「今でもやってますよ!」とキッパリ。「実は横浜と川崎って武蔵の国なんですよ。相模の国じゃない。お城でいうと小田原城じゃなくて江戸城なの。みんな『神奈川県だから江戸城じゃないだろう』って言うんだけど、横浜って昔の武蔵の国だったわけだから」と、横浜から江戸城再建を訴えても問題はないと強調した。

当選後のプランもすでに考えている。

「3県(埼玉、千葉、神奈川)の知事や政令市の市長から小池百合子都知事に『応援するから江戸城再建やったらどう?』って提案できないか、考えています。再建が実現すれば、そこに来る観光客がほかにも回ってくれるじゃないですか!」

江戸城再建には国が動かないといけない。そこにはさまざまな法律上の問題や、宮内庁との関係が壁として立ちはだかる。「政府は今、コロナでそれどころじゃないけど、コロナが一段落して、東京都知事をみんなでサポートするから江戸城再建を国に要望しようとなったらこれ、動くよ」とニヤリ。

横浜市長になったら江戸城再建をあきらめるどころか、ますます推進していくつもりのようだ。

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