韓国の漫画家、東京五輪選手村の自国垂れ幕を批判 「他所の家の祝い事であえてやることか」

韓国の漫画家でありユーチューバーでもあるユン・スーイン氏が、東京オリンピック選手村にかかった韓国の垂れ幕と関連し、「他所の家の祝い事に行って、あえてやることか」と批判的なコメントを行った。韓国各紙も報じている。

ユン氏は20日、自身のフェイスブックにおいて、大韓体育会がオリンピック選手村に掲げた「虎が降りてくる」という横断幕を言及し、「そもそも何もかけなければ良いじゃないか、何もしないのがそんなに難しいのか」と言及した。

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ユン氏は、「脊椎の折れ曲がった奇形の虎の絵をかけておいて『虎が降りてくる』、これは何なのか」とし、「私が垂れ幕をかけるなら《世界の祭りに参加することになってうれしいです》とか《困難な時期にみんなでがんばりましょう》という風にする」と述べた。その上で、応援が何であるかを知らず悪意的で敵対的に挑発する国が私の祖国であるのがとても悲しいとの趣旨の言葉を連ねた。

(画像:ユンさんのフェイスブックページに掲載された当該コメント)

ユンさんは先に東京オリンピック選手村の韓国チーム居住棟にかかった「臣にはまだ5万国民の応援と支持が残ってございます」という垂れ幕についても、批判的な見方を示した。

一方、国際オリンピック委員会(IOC)は先日、韓国代表団に対し「臣にはまだ5万国民の応援と支持が残ってございます」という横断幕を使用しないよう要請。大韓体育会は17日、代わりに「虎が降りてくる」という文句と朝鮮半島に虎が描かれた横断幕を掲げた。

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