相談者 ／Mさんご家族（東広島市在住）
妻（30歳）会社員／夫（31歳）会社員／第1子 小学1年／第2子 幼稚園年中
見直し隊Anser
子どもの小学校入学を機に、マイホームを取得する家庭は多いです。しかし「住宅ローンの金額は、今まで払っていた家賃と同額だから」と安心してはいけません。一軒家になったことで光熱費が増えたり、所有する家や土地に税金が課せられたりと、何かと支出が増える可能性があります。また、住宅ローンの変動金利は、固定金利と比べると大変低く魅力的ですが、今後金利が上昇した場合は返済額が上がります。手数料や保障なども考慮して慎重に選んでください。民間の住宅ローンを利用するときは団体信用生命保険に加入しますが、これは生命保険を見直す良いチャンスです。住宅ローンの借り入れの際は、親から資金援助があるかどうかの確認もしたいですね。
借入金の返済が少なくなれば、もっと貯蓄ができるようになると思います。夫婦それぞれが車を所有し、マイカーローンと奨学金返済もあるとなると、金利の高いものを優先して繰り上げ返済することをお勧めします。
老後の生活資金や、子どもの教育費の準備を考えると、定期預金だけではなく、つみたてNISAやiDeCoなどを活用して、資産運用を考えられても良いと思います。
今回の見直し隊 吉野 裕一さん
FP事務所MoneySmith代表。
「人生100年時代を安心して過ごせるファイナンシャル・プランニング」をモットーに、終活・家計相談、セミナー、コラム執筆など幅広く活動するファイナンシャルプランナー。
