【Uー24】久保建英 陽性者続出の南アフリカ戦に独自の見解「僕らにとってマイナスではない」

久保建英

東京五輪のサッカー男子代表でエースとして期待されるMF久保建英(20=レアル・マドリード)が、1次リーグ初戦(22日、東京)で対戦する南アフリカに新型コロナウイルス感染者が相次いでいることに独自の視点から見解を示した。

21日にオンラインで取材に応じた久保は、いよいよ始まる東京五輪に向けて「そんな緊張もしていないし、特別な気持ちもない。しっかり準備をしようと思う。大事なのは自分たちの今できることを最大限に出すこと」と自然体の重要性を強調した。

注目の初戦で激突する南アフリカでは、チーム内でこれまでに3人の陽性判定者が出て18人が濃厚接触者に認定されており非常事態に陥っている。

対戦する日本への影響も懸念されるが「僕らにとってマイナスではない。僕らにとって怖いのは、僕らのチームで仮に陽性者が出たらマイナスだと思うけど、そこはみなさんの協力もあって幸い今は陽性者ゼロなので、自分たちのことに集中して」と日本側は感染対策が徹底されていることを強調してチーム内の動揺を否定。

「相手に何人陽性者が出ていようが誰がケガしていようが、自分たちにとっては、こんなこと言っていいのか分からないけど、損ではなく得であるしかないと思うので、そういった意味で自分たちはしっかり自分にフォーカスしていきたい」と独特な表現で平常心を保つことが必要だと訴えた。

新型コロナ禍の大会で難しい状況ではあるが、強い思いを持って初戦に臨む覚悟だ。

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