【東京五輪】池江璃花子「タイムも安定している」「リレーでは力を発揮できる」と充実の表情

池江璃花子

競泳女子で東京五輪代表の池江璃花子(21=ルネサンス)が21日、オンラインで取材に応じた。

開会式翌日の24日に予選が行われる女子400メートルリレーにエントリーしており「今の調子は結構いい感じだと思っていて、完全に調整の段階に入っているんですけど、タイムも安定している」と充実の表情。2、3日前には会場の東京アクアティクスセンターに足を運び「いよいよ始まるんだなという気持ちになりました」と語った。

2016年リオ五輪では個人、リレー種目に出場したが、今大会はリレー種目のみの出場。「(前回は)個人で決勝に残りたいという若干のプレッシャーもあったけど、今回はリレーに集中できるんじゃないかな」とプラスに捉えている。

また、100メートル自由形に関しては「個人とリレーでは泳ぎ方が若干違う」と自己分析。「個人は前半から積極なレースをすることが怖くて、後半のことを考え、出るとができなかったりするんですけど、リレーだと前半からいこうという気持ちになってタイムがよかったりすることが多い。リレーでは力を発揮できるほうなんじゃないかな」

19年に白血病を公表し、闘病生活を乗り越えて大舞台に立つ池江。競泳会場は無観客開催となるが「自分たちがやるべきことをやるだけ。あとは全力を尽くしてテレビの前で見ている人が盛り上がるようなレースができたら」と力を込めた。

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