主演ドラマと人気映画の続編ですさまじい〝振れ幅〟を見せた鈴木亮平

俳優の鈴木亮平が20日、都内で行われた映画「孤狼の血 LEVEL2」(白石和弥監督、8月20日公開)の完成披露プレミアイベントに出席したことを、各メディアが報じた。

19年に役所広司主演で公開され、各映画賞を総なめにした話題作の続編。前作は柚月裕子さんの原作をもとに映画化したが、今作はオリジナルストーリーが描かれる。

鈴木が演じたのは、刑務所から出所後、恨みがある人間の家族を惨殺したり、復帰した組の兄貴分、組長らをあやめるなど非道の限りを尽くす五十子会上林組組長・上林成浩役。

主演の松坂桃李演じる主人公の刑事・日岡秀一と壮絶なバトルを狂い広げるが、「続編ということで、桃李君演じる日岡をどう追い込んでいくか…攻めの芝居。悪役の醍醐味。こんなんで攻めてばかりの役はなかった」と語ったという。

「オリジナルのキャラクターだが、この役は鈴木の演技力がなければ成り立たない役。ここ最近の日本映画では屈指の悪役キャラになりそうで、早くも映画賞総なめ確実と言われている」(映画業界関係者)

そんな鈴木だが、現在放送中の主演をつとめるTBS系ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」では、救命救急チーム「TOKYO MER」の専任チーフドクター役を演じ、どんな場所でも患者の命を救うことを最優先に考え奮闘する姿を見せている。

「ドラマでは人命を救い、映画では人命を殺めるのも平気な役。鈴木と言えば、半年間ほどの間で体重を75キロから55キロ、そこから95キロに増量して役作りしたことで知られるが、体重のみならず演技の〝振れ幅〟もほかの役者では考えられないほど」(芸能記者)

ドラマのファンも劇場に足を運びたくなるような好演をみせているはずだ。

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