再発防止へ現場で職員研修 明石歩道橋事故20年

兵庫県明石市で2001年、花火大会の見物客が歩道橋上で転倒し11人が亡くなった事故から20年となった21日、市は再発防止に向け事故の教訓を伝えるため、現場で新人職員約20人を対象に研修を実施した。事故で次男智仁ちゃん=当時(2)=を亡くした遺族会会長の下村誠治さん(63)が当時の状況を説明し「私は子どもを亡くしたことを一生背負っていく。事故の教訓を伝えていくのが役目だと思っている」と語った。

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