【体操】米国女子代表が選手村滞在を拒否「ホテルなら安全をコントロールできる」

東京五輪の選手村

東京五輪の体操に出場する米国女子代表が、選手村滞在を拒否し、ホテル宿泊を選んだことが21日、明らかになった。米放送局「NBC」などが伝えた。

同代表のセシル・ランディ・コーチはツイッター上で「私たち全員で決めたことで五輪に参加する者として理想的ではないことはわかっていますが、パンデミック時には理想とか言っていられません。ホテルであれば、選手や私たちの安全をよりよくコントロールできると考えたのです」と説明した。

同代表は千葉・印西市で事前合宿を行っていたが、19日に10代選手の新型コロナウイルス感染が発覚し、1人が濃厚接触者となっていた。そのため選手村から選手の陽性者が出ていることもあって、同代表チーム内から同村への滞在に難色を示す声が上がり、ホテルでの宿泊に変更したという。

選手村の安全性が揺らいでいる中で起こるべくして起きた事例だろう。今後も〝脱出〟を実行する選手団が出てもおかしくはない。

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