八代海で赤潮、2万匹超の養殖シマアジ死ぬ 熊本県発表

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 熊本県は21日、有害プランクトンの「シャットネラ」による赤潮で、上天草市沖の八代海で養殖シマアジ2万2千匹が死んだと発表した。県内でシャットネラ赤潮による漁業被害が確認されたのは2019年9月以来。

 被害額は上天草市が精査中。県は農林水産部に対策本部を設け、養殖業者らに早期の出荷や餌止めなどの対策を呼び掛けている。

 八代海では今月5日に天草市の楠浦湾でシャットネラの警報基準(1ミリリットル当たり10細胞)を超え、県が赤潮警報を発令。20日の県などの調査では、宇城市三角町の郡浦漁港で警報基準の4千倍となる1ミリリットル当たり4万細胞を確認するなど、広範囲にわたり基準を上回った。

 県水産振興課は「シャットネラは晴れの日に増殖しやすい。今後も晴天が続くことが予想されており、さらに被害が拡大する恐れがある」としている。(内田裕之)