【侍ジャパン】広島・菊池涼 阪神・青柳〝ムードメーカー指名〟の理由語る

ノックを受ける菊池涼

和やかなムードに包まれながら団結しているようだ。東京五輪に臨む野球日本代表・侍ジャパンは21日、強化合宿3日目を終了。代表経験豊富な広島・菊池涼介内野手(31)がチームの内情と東京五輪にかける自身の思いを語った。

チームのムードメーカーには今大会で侍初選出となった阪神・青柳を自ら強く〝推薦〟している。その理由について問われると「代表に初めて入る選手がいる中で、なかなか(コロナ禍で)密になってしゃべることができない。それでもロッカーとかであった時に和ませられればいいなと思っている。青柳とかそういう(初選出の)メンバーを中心としてイジっていったり、声出してもらったほうが和むかなと思って選出させていただきました」とコメント。

そして笑みを浮かべながら「ウチ(広島)の河内(貴哉)広報とそっくりなので『河内さん、河内さん』と言いながらイジっている。キャラクターもいい子。しっかりツッコんでもくるし返ってもくるので、僕もうれしいというか、そういうところでイジリがいがある」と続けた。

チーム内にいい雰囲気が作り上げられる中、本番に向けて充実した練習を積み重ねている。初戦となる28日のドミニカ共和国戦(福島)が1週間後に迫っていることには「初めてなのでね、オリンピックという大会は。なのでやっぱり緊張感がある。結果を出さなきゃいけないという重圧、プレッシャーも感じているが、まずは自分らしくいられるように…。みんなをイジリながらコミュニケーションを取れればいいかなと思っている」と述べ、再び白い歯をのぞかせていた。

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