公明党は21日の中央幹事会で、任期満了に伴う横浜市長選(8月8日告示、22日投開票)の対応について、組織として特定の候補を支援しない「自主投票」とすることを正式に決めた。北側一雄副代表は「保守が乱立している中、(地元の)自民党の自主投票という決定を踏まえた」と述べた。
公明党県本部はすでに自主投票の方針を示しており、市内選出の議員らは前国家公安委員長で元衆院議員の小此木八郎氏(56)を実質的に支援する意向を明らかにしている。
この日の会見で、北側氏は「態度の決定権は党本部にある。個々人の動きはタッチしていない」と説明。小此木氏については「非常にパワーのある人」と評したものの、「あくまで自主投票だ」と強調した。
また、菅義偉首相(衆院2区)の地元で行われる選挙の結果は政権に影響を与えるかと問われると「政令指定都市の選挙であり、影響があるとは思っていない」との見解を示した。