還付金詐欺、件数・被害額とも昨年の3倍以上に 神奈川県警が対策強化

神奈川県警

 還付金があるとうその電話をかけて現金自動預払機(ATM)で手続きするよう促す特殊詐欺被害が今年急増していることが、神奈川県警のまとめで分かった。

 6月末時点の認知件数は139件、被害総額は約1億4600万円で、いずれも前年同期比の3倍以上となった。

 山本仁本部長は21日の定例会見で、対策を強化する考えを示した。

 県警によると、6月末時点の特殊詐欺全体の認知件数は前年同期比362件減の603件。特に、近年多発していたキャッシュカードをすり替えて盗む手口が同250件減の112件で減少幅が大きかった。

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