【なでしこ】高倉監督は勝ち点1のドロー発進にホッ「プラスにとらえて進んでいきたい」

高倉監督(左)率いるなでしこジャパンはドロー発進(ロイター)

なでしこジャパンの高倉麻子監督(53)が、ドロー発進に胸をなでおろした。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング10位のなでしこジャパンは21日、同8位カナダとの東京五輪サッカー女子1次リーグE組初戦で1―1の引き分け。序盤に先制されながらも、後半39分、今大会から10番を背負うエースFW岩渕真奈(28=アーセナル)が同点弾を決めて最悪のスタートは逃れた。

高倉監督は「初戦なので非常に難しかった。前半から失点したくなかったが、追いかける形になったので少し重く苦しい感じになった。前半は自分たちのリズムをつくれなかったので、後半は人の距離を調整。後半は自分たちのリズムでプレーできる時間が増え、粘り強く戦ってくれたので勝ち点1はプラスにとらえて進んでいきたい」。負ければ、メダルどころか1次リーグ敗退のピンチだっただけに、ホッとしたことだろう。

24日には英国戦、27日にはチリ戦と気の抜けない戦いが続く。決勝トーナメント1回戦(準々決勝)を見据えれば、1次リーグFまたはG組の3位チームと対戦できる1位突破を目指したいところ。ここから連勝すれば、可能性は十分だ。

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