神奈川県は21日、5月に公表した相模灘沿岸の高潮浸水想定区域図に誤りがあり、ウェブサイトなどでの公開を中止したと発表した。
コンサルタントが試算した際に設定ミスがあったのが原因で、修正作業を進めている。
県砂防海岸課によると、誤りは(1)三浦市で防波堤の破壊を考慮しなかったことで浸水深が過小になった(2)小田原市で道路下のトンネルからの排水を加味しなかったため浸水範囲などが過大になった─の主に二つ。
コンサルタントの内部チェックで判明したという。
同課は「ご迷惑をお掛けし、申し訳ない。なるべく早く正確な区域図を公表したい」としている。
小田原市は8月に高潮想定に関する住民説明会を予定していたが、今回のミスを受け延期した。